「フセイン大統領が見つかっていないから、イラクにフセイン大統領は存在しなかったということを言えますか。言えないでしょう」というあまりにも有名になった小泉発言を昨日のしんぶん赤旗はまた検証しているようです。不思議なのは、この言葉が党首討論の中で発せられたものなのに、志位委員長がどう切り返したかさっぱり報じられていないことです。将棋では、初心の者でも三手先を読めと言われています。自分が一手指す、相手がどう応じるか、それに対してどう応手するかです。志位氏は必殺王手のつもりで質問した。しかし、相手に思わぬ所へ逃げられて呆然としたのではないでしょうか。素人のヘボ棋士にはよくあることです。ハッキリ言って劇場討論では、小泉首相の逃げ勝ちです。せめて、「それでは、あなたもブッシュ大統領も大量破壊兵器を探し続けるお積もりなのですね。それが見つかる前に、お二人とも失職して、ご自分の職を探す羽目になりかねませんよ」とでも切り返せば、それで大成功だったのです。これはかなり問題の本質を衝いた反論でしょう。そのような即妙なやりとりが党首討論に求められていると思います。少なくとも多くの国民が見・・・(文字化け)・・・。