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なぜ闘えないのか、原点を見直そう

2003/8/2 寄らば大樹の陰、50代、年寄りフリーター

 ひとことで言って、共産主義者は、どこでも現存の社会的政治的状態に反対する全ての革命運動を支持する。(中略)
 共産主義者は、自分たちの見解と意図を隠すことを軽蔑する。共産主義者は、自分たちの目的が,これまでのいっさいの社会秩序の暴力的転覆によってしか達成されないことを、公然と宣言する。支配階級よ、共産主義革命のまえに震えあがるがよい!プロレタリアは、この革命において鉄鎖以外に失うものは何もない。プロレタリアが獲得すべきは全世界である。
万国のプロレタリア、団結せよ!
マルクス・エンゲルス「共産党宣言」第四章結語

 今回初めて皆様の討論を見せて頂いています。しかし本当にがっかりです。これではイラク反戦も有事法制反対の闘いもイラク特措法も闘えなかったし、そして教育基本法改悪反対の闘いにも、憲法改悪にも闘えないと思います。
 弱者がお互いに傷を舐めあっている様では何にもならないと思います。
 有事3法が衆議院で9割の賛成で強行採決された後、私の住む県で民青の諸君が慌てて署名活動を始めました。
 行動が余りにも遅すぎるし、彼らが配っていたビラが無内容で主語抜けな為これではとても闘えないと思い、その日民青県委員会に一市民としての意見書を送りました。
 しかしそれよりもう2ヶ月も経つのに県委員会からは何の回答も連絡もありません。
 今となればその時不意に動員され訳のわからぬビラを配らされた学生や青年労働者は、さぞかし無念だっただろうと思います。
 私達はどう考えてもこの世の中では圧倒的少数派である事は間違いありません。
 その中でどう闘っていくかが今、絶対的に問われています。
 この間の「戦前回帰」を思わせて充分過ぎる様々の情勢は、私達を待ってはくれません、辻元逮捕に露な社民党潰しの次に来るのは日本共産党潰ししかありません。
 皆様その事を理解してこんなお遊びをされているのでしょうか?
 正直、この討論を見ても党員さんの方に明らかに危機意識が不足しています。おごりがあるように思います。
 「11月の綱領改定で生き延びる」って!とんでもない、それよりこのままでは「内部的分解」が先に来てしまいますよ。
 前段で改めて載せた「共産党宣言」の記述、そしてレーニンが見事に喝破している「資本主義の最高の段階としての帝国主義」の解析現実性は今更ながらスゴイと言わざるを得ません。
 もう一度自らを振り返り、原点を見直して見ませんか?
 いいかげん目を覚まそうではありませんか。