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共産党は民主党批判を始めないのか

2003/8/19 星鈴、50代、末端労働者

 民主党と自由党が合併しようとしている。各種世論調査によるとなかなかの支持率である。この新民主党の出現により、一番痛手を受ける政党はどこか? それは共産党である。旧社会党の崩壊により、反自民党層は行き場がなくなり、一時は共産党に投票した。それが共産党も見限りいわゆる無党派層となっている。こうした反自民の野党シンパは、新民主党になびくに違いない。これまでも新党ブームが起きる都度、共産党は埋没をしてきた。今すぐ手を打たないと衆議院選挙の惨敗は目に見えている。とすれば何をするかだが、共産党としては大々的な新民主党批判キャンペーンを展開して、違いを明確にすること以外に道はないと思う。(どうせ野党選挙協力にも参加しないのだから)共産党が反自民であることは誰でもしっているが、強力な反自民の競争相手が出現したことで、これに対抗しなければ勝ち目はない。
 それに間違っても公明党批判などしないほうかよい。ふつーの人から見れば泥仕合以外の何者でもない。批判をしたからといって公明党支持者が、或いは他党支持者が共産党支持に変わるはずがない。むしろ民主党を批判をすることは、与党以外ならどの政党でもよいとする層を共産党支持に変えさせることができる。
 要は戦略とターゲットを間違えないことである。