返事が遅くなりました。イラク戦争討論欄での東さんの8/17の投稿が、とりあえずの私の返事と重なるのですが、いくつかおたずねしたい事など書いておきます。
>戦争を阻止するには其れを凌駕する実力を持つことが一番の近道で且つ確実と考えていましたので。
文脈から察しますに「実力」とは端的に行って軍事力の事ですね。今、私達はイラク戦争について議論していますから、そうしますと、戦争を回避しようとしていたフセイン政権にとっての正しい道は、核武装を含めてアメリカ並の軍事力を持つことであったと、こう仰りたいのでしょうか?
>デモで戦争が阻止できると考えるのは少し甘いと思います。 「武力で平和は守れない」とデモ隊はシュッピレーヒコールしますがそれはデモでも同じですよ。
確かにそうで、デモだけで平和が守れたら誰もが迷わずデモへ出かけるでしょう。
「戦争は一人、せいぜい少数の人間がボタン一つ押すことで一瞬にして起せる。平和は無数の人間の辛抱強い努力なしには建設できない。このことにこそ、平和の道徳的優越性がある」(丸山真男)
これは、加藤哲郎さんの下記ウェブサイトで見つけた言葉です。
http://www.ff.iij4u.or.jp/~katote/Home.shtml
平和を願う者は、ほんのわずかの望みでもあればなんでもするでしょう。「辛抱強い努力」の、そのごく一部の営みとして、文字通り意思表示の意味を込めて「デモ」がなされます。デモがほとんど力を発揮し得ないのは、結局はその規模があまりに小さいからです。百万単位ではダメで、千万単位のデモでなければ実効性はありません。それが実現しないのは、あなた自身のその考えが原因になっています。そこで、「デモで戦争は阻止できない、デモはアホらしい」と主張する人には、「あなたが考えを改めたら、そして、あなたが、あなたと同じ考えのもう一人の「あなた」を同じように説得できたらきっと戦争は阻止できるでしょう」と言うことにしています。
>もう天皇を認めるべきです。
benkei1313さんは、天皇制がお好きなようですが、その訳をお聞かせ願えないでしょうか?
以上、よろしくお願いします。