六カ国協議が行われ、北朝鮮の核開発に対する譲歩はみられませんでした。日本の国内世論を見る限り心配するほどではないのかもしれません。しかし諸外国、特にヨーロッパ諸国などの考え方から考慮しますと北朝鮮の軍事力の脅威は、あからさまな日本の軍備強化、核兵器装備の口実としてさえ十分認められるような気がします。むしろ脅威に対して防衛措置を取らないとしたら、何故何もしないのかと不思議がられるでしょう。
日本には平和憲法があり、軍備などもってのほかと言う考えもあるでしょうが、政治家は、国民には理解しがたい解釈を得意としております。不景気の中、兵器関連企業もできればこの機会を逃したくないはず。
国民の知らない間に国防に対する考えが変わってしまったとか新たに攻撃用兵器が装備されていたなどならなければよいと思っています。
それからもう一つ、六カ国協議で日本は拉致問題が解決しない限り北朝鮮との国交回復は無いし、いかなる援助もしないと参加五カ国にもはっきり宣言すべきだと思います。そうしないと国際協力の美名の下にまた原則無視をしてしまいそうな気がします。
政府の断固とした態度が日本人ばかりではなく金正日の犠牲者である朝鮮国民、在日朝鮮人を救うことができるのだと思います。