私は宅間の死刑判決には「異議ナシ」である。むしろ、遅すぎた判決である。宅間は少なくとも裁判の際に法廷で陳述する機会があるだけでも感謝せねばならないのである。これは宮本議長の出身地でおきた福田孝之による母子殺害事件と同様の蛮行である。福田は未成年ということで、「少年法」の適用を受けているのである。
私は「死刑制度の廃止」に異論を言うものではない。また、死刑制度にも反対をする者ではない。しかし、死刑と無期懲役の間に、終身刑を作るべきである。アメリカと同じく「懲役800年」といった刑罰を作るべきである。これに関しては死刑賛成、反対の論者でも異論は無いだろう。福田の様な未成年には、最も相応しい刑罰ではないだろうか。
私は、被害者のプライバシーは断固と守らねばならないと考える。顔や住所、氏名の一切を秘匿すべきである。インタビューを報道する際には、第三者に吹き替えをして報道すべきである。被害者家族や被害者にはあらゆる治療並びに保護をするべきである。
そして、加害者の家族も同様である。1989年の少女連続殺人事件では、加害者M被告の家族からは自殺者がいるのである。
加害者家族を見せしめ的に攻撃し、糾弾するのでは、拉致事件に際して、在日同胞のチマチョゴリ引き裂き事件や暴行事件を起こす排外的ネオナチ集団、「救う会」と全く同じ卑劣行為、破廉恥行為ではないか。