厚労省は、年金崩壊の危機感から、世代別の給付倍率を発表した。赤旗の解説は、①事業主負担を考えると2倍でとんとん、②国庫負担二分の一で計算、③今後の改悪は未定などとしており、来年の年金再計算の運動が重要となっています。
私は、それに加えて、①今の年金受給者は、当時の賃金が低かったので、その倍率を数字で表すと高くなってしまうこと、②政府の数字はあくまで、40年被保険者であった人の話で、現実の倍率はもっと低くなると思う。厚生年金で、政府モデルは23万だが、実際に受け取っている人の平均は17万、国民年金はモデル6.7万に対し、実際の平均は5.1万しかない。③賃金上昇率2%もあやしいものだ。
結局、私は、35歳くらいがトントンのラインでないかと思っている。