敗戦記念の8月15日が近づきました。
あの戦争で戦った人のうち、どれほどの人が、侵略に協力し、加担したことを悔い、反省したでしょうか。
大部分の人が、あれは軍部が悪かったので、自分に責任はないと思っているのではないでしょうか。それでいいのでしょうか。
共産党員諸君。あなたは日本共産党の過去、現在、そして将来について、国民に対し、あなたが入党を勧めた友人に対して、投票をお願いした市民に対し、責任を持てますか。勿論、党を代表して責任を負う必要はありませんが、少なくとも一党員として責任を感じていますか。
ソ連や東欧の共産党、社会主義国家について、日本共産党は一貫してこれを批判してきた、その過ちに責任はないといっていますが、一時期、北朝鮮を含めこれを礼賛していたことも事実であり、そのことについて自己批判したとは聞きません。
共産党員諸君、あなたはソ連はすばらしい社会主義国だ、アメリカの核実験は悪いけど、ソ連の核実験は正しいと友人を説得したことはありませんか。あれは間違いであったと友人に謝りましたか。少なくとも、心の中で反省していますか。
中央の過ちに一党員が責任を問われるいわれはないなどと考えているとしたら、天皇の兵隊の無責任と同じだと思いますが。
日本共産党は、今までも数々の過ちを犯してきたと思いますが、今歴史に残る重大な過ちを犯そうとしています。言うまでもなく、天皇制の事実上の容認です。なんと言い繕おうと、これは犯罪的な過ちです。
共産党員諸君、かなたが確信を持ってこれに賛成するなら、それはそれで見解の相違ですからしかたがありません。しかし、日和見的見地から反対を控えて、中央に追随するなら、私は許すことができません。
共産党員諸君、あなたの良心と正義感に忠実に生きてください。
私は、今度こそ新党結成に立ち上がる決意です。