投稿する トップページ ヘルプ

一般投稿欄

国会議員の地位の重さと民主主義ー筆坂氏の問題(三論)

2003/8/3 AK生、50代、元大学関係者

 ここでわたしが筆坂氏の問題というのはいわゆるセクハラ事件を言うのではなく、国民の信任をえて国会議員に選出された議員がセクハラ行為を訴えられたことを理由に突然姿を消してしまったことを言います。都合が悪くなったので雲隠れしたのか、それとも闇に葬られたのか分りません。それに多くの党員がその処置を当然と考えていることも含まれます。政治的な理由で失脚に追い込まれたのならいたしかたありませんが、これではどっかの社会主義国の「粛清」と同じではありませんか。一体あれほど大切にしているはずの民主主義はどっかにいってしまったのでしょうか。国会議員の地位や身分はそんなに軽いものではないはずです。

 特定の女性に何か失礼なことをしたのならその女性の間で解決すればよろしい。そんなものじゃないと言うのならそれを明らかにしなくてはなりません。そのことはゴシップ的な関心からではなく民主主義の根幹にかかわることだとおもいます。もし法に照らして犯罪の事実があれば法による裁きをうけ、しかる後に国会が決めるべきことです。社会道徳の問題で厳しく対処したと言いますが、単なる党内の役職の解任ならそれでよいかもしれませんが、この場合は違い直接に国民に責任を負っていることです。

 筆坂氏の人となりを直接に存じあげているわけではないのですが、もし氏がもともと人格や品性の面で国会議員や最高幹部になるのにふさわしくない人物であると言うのなら不破氏などの上位の人間もその責任をとらねばならないでしょう。ちょっと考えにくいことですが。

 とにかく筆坂元議員をこのまま闇に葬ってはならないとおもいます。