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天皇タブーとも戦えないで、「共産党」ですか

2003/8/5 松本弘子、50代、無職

 日本に民主主義が定着しないのは、天皇制があるからだといえると思います。日本とイギリスが大きく違うのは、建国神話もありますが、現在で考えれば、タブーの存在です。
 天皇を戯画化さえ出来ないではありませんか。
 マスコミは、表現の自由を金科玉条のように主張しても、天皇タブーに関しては、絶対に表現の自由を言いませんし、それどころか、異常に特権化して、これでもかこれでもかと臣民ぶりを競うようなあきれる内容です。
 60年代、天皇の孫だからといって乳幼児にまで”様”はつけませんでした。赤ん坊は”ちゃん”でしょう。
 ワイドショウだけでなく、ニュースまで”様”の乱発がひどくなったのと、資本主義がよりあくどくなり、不平等な階層化が進んできたのとは一致していると思います。
 モラルなき資本主義で、労働者の権利が70年代より奪われ、改憲、教育基本法改悪、果てに徴兵制が待ち構えている今、共産党のこの腰抜けぶりは何という事ですか。
 長年、共産党だけに投票してきた者は共産党のていたらくに大いに怒りをぶつける資格があると思います。
 前衛で無く、後衛に成り下がった共産党に未来はありません。
 戦前の共産党は治安維持法下で天皇制とも闘った訳で、戦争反対だけが、党の歴史遺産ではないのです。