投稿する トップページ ヘルプ

一般投稿欄

ぽっぺんさんへ(その2)

2003/8/5 さつき、40代

 (その1)は、主題別投稿欄の「綱領改定」のコーナーへ投稿しました。
 このような公開の場で勝手に議論する事は、「党員が党外でマスコミなどを通じて自由に発言」する事とちっとも変わらないと思います。ぽっぺんさんがここに投稿されるのは民主集中制に反することになりませんか?

 このサイトの別ページにも書かれていますが、党中央は、さざ波通信を敵視し、「赤旗」紙上でこのサイトへの投稿禁止を指示していました。同じ見解が、党中央のウエブサイトにも掲載されていましたが、7月10日頃に削除された様子。ぽっぺんさんは7月下旬から投稿を始められたようですが、「解禁」されたとの判断からでしょうか。この点について考えた事を述べます。

 一旦さざ波通信を敵視する見解を公表し、後に撤回するのなら、なぜ見解が変わったのか説明が必要です。ウェブサイトは開設者の顔として一般市民へ開かれたものです。公党が、そのような場で、たとえ身内であっても個人や特定のグループへの批判を書いておいて、後でこっそりと削除して終わりというのでは市民的良識に欠けます。

 党員が党外で自由に発言するのは党規に反するのでこのような場に投稿すべきでないという考えと、党中央が禁止しているという理由だけで(民主集中制に反するから)投稿すべきではないという考えがあるのだと思います。中央の指示に忠実な党員は、前者について深く掘り下げて考えることをせず、ただ中央の指示待ちという状況が生まれるのではないでしょうか。そのような雰囲気が、日本共産党の全体を覆っているように思えます。党中央の「禁止令」が解かれたという事は、前者に係わる党規の解釈を党中央が変えたという事かもしれません。ぽっぺんさん、よろしかったらあなたご自身の「解釈」(の変遷)をお聞かせ下さい。

 「民主集中制」は、本来的に「中央」にだけ都合が良いように機能する訳ですが、そのために少数者で構成される党中央の誤りをただす事がたいへんに難しくなっています。中央の誤りは全党員の誤りとみなされ、1つの失敗が、党を危機的な状況へと追い込むあやういシステムです。このシステムが効果的であるためには、党中央が「無謬」でなければなりません。ほとんどの党員はそんなこと信じていないでしょう? 組織を強固にするシステムと思われている民主集中制は、実は、組織の粘り強さを失わせるきわめて脆弱なシステムだというのが私の考えです。その証拠に、おおぜいのすばらしい党員が、ボロボロとはがれ落ちるように党から追放され、あるいは自ら去っていきました。