長壁さん、JCPウオッチで見つけられた記事の事、何も気になさる必要はないですよ。何らの影響力もないと思います。投稿者がどういう人物かを詮索する事さへ無意味です。ところで、イラク問題でのビン・ラーディンの思想についての紹介記事、読ませていただきました。私も少し前に入手したものの、積ん読状態だったのですが、長壁さんの「書評」にがぜん読む気が増しました。勉強させていただきます。
寄らば大樹の陰さん、いつも明快な切り口の投稿に勉強させていただいております。確かに今や議論などしている場合ではなく、時局は「書を捨てよ、街に出よ」です。特に、インターネットサイトを通じての議論には余計に時間がかかってしまいます。
ただ、私が気にかかっているのは次のような点です。例えば「日々の生活の中から生じる切実な課題だけが多くの人を行動に移す」という主張があります。この観点からは、だから今ある切実な課題を取り上げる以外に意味はないという方向性と、人々が切実には感じてとっていないけれども、実は自分たちの未来を左右する重大な課題があることを指摘し、自ら運動を創り上げて行く方向性とがあるでしょう。もちろん私達は後者の側に立つ訳ですが、その為には、その切実さを説得的に語り、多くの人に理解してもらわねばなりません。
本来的に重要で切実であるべき課題が、国民の間に広く浸透しない最大の要因は、圧倒的に巨大な権力の側からの情報戦が功を奏しているからです。その罠にはまり、小市民として「ゆで上がる」前に自らを覚醒させ、その情報戦に挑もうとするなら、それが情報戦である以上、言葉を用いてなされなければなりません。私のような「物書き」でない者は、このようなサイトで勉強させていただき、自らの言葉を磨く以外にありません。同時に「街へ出て」面と向かって議論し、フィードバックができればとも思っています。
今後もお二人を始め、皆さん方の、ねばり強い議論に期待します。