明るい共産党様 貴重な資料ありがとうございました。家は朝日で読売は読んでいませんでした。
おっしゃるように「賃下げなきワークシェアリング」は難しいと思います。実は私も昨年中国上海近辺に行く機会がありましたが、ここに書かれている通りですね。ほとんどの人が、目を輝かせて働き、明日の生活は今日よりよくなると「明るい未来」を信じて働いておられるのではないでしょうか。
働く人の給料の格差が非常に大きいらしい(上海で聞いたところによりますと作業者:約8千円/月、技術者:約2~20万円/月)ので中国の方にこんなに差があって不満はないのかと聞いたところ、成長が止まる方が怖いとの話でした。少しでも高い給料目指す中国人にとって、成果を上げても給与にあまり反映されない日本企業はあまり人気がないとも。
大学で中国を研究している知人から聞いた話ですが、「大学に中国人留学生が約150人もいるがほとんど自費。日本に来ていきなり車を購入する裕福な学生もいるが、多くはアルバイトして一生懸命勉強する。よって日本人学生の3倍は動く。彼によれば、TV等で中国は凄いというが、ほとんどの日本人は本当の凄さを実感していない。地下鉄を造るスピードなんかは日本の10倍くらいある。技術も資本も何もないところからビジネスモデルを考え日本企業を引き込んで会社をつくりあっという間にでかくしてしまう。ハイアールなんか10数年前は形もなかった。
今の中国は、国一つが大きな株式会社で、各省や直轄市はカンパニーであり、その下の各市が事業部で市長が事業部長であり、夫々7%以上の成長率ノルマが課せられており、達成出来なければ左遷、達成すれば更に出世という厳しい勤務評定のもと激しい競争をさせられている。中国の目標である20年間でGDPを4倍にするためには、毎年7%以上の経済成長が必要、その為には外資の導入が不可欠、これは中央、各市ともよく認識しているので、外資誘致のPR合戦となっている次第である。」と。
多くの企業がそうした誘致もあり、又コスト安から中国に拠点を設けています。少し前までは安さがセールスポイントでしたが、最近は技術移転等で品質も良くなってきています。その結果中国からの製品輸入が増え、対中国貿易赤字は近いうちに3兆円に達するのではないでしょうか。これは日本人労働者の雇用を奪っていると思います。旅行した時のガイドさん曰く「中国にはまだ7億人働いていない人がいるので、いくら工場を造っても賃金は上がらない」まさに巨大な発展途上国です。
今後更に成長してきて、生産拠点から巨大市場になっていく中国とどう向き合うかも、大きな課題でしょうね。中国に進出した中小企業の社長さんに聞いたのですが、中国で生産し始めると、よく似たモノを生産する工場が出来、競争力のあるモノを持って行っても、同じようなモノがあっという間に出てくるそうです。知り合いの中国人が言っていました「日本は新しいもの生み出さないと」と