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ウナギ犬さんへ2

2003/9/26 がんばれない共産党員、50代、労働者

ウナギ犬さん へパート2

> しかし私は、だからこそ国交を結ぶべきだと考えています。

 この問題では私は以下のように考えます。

1、政府、政権党の対応
2、野党の対応
3、野党の中での日本共産党の対応
4、その他の民間団体・NGOの対応

 これらは、それぞれの役割と任務によって自ずから対応が違います。

 1の「政府、政権党の対応」では、北朝鮮と交渉する窓口、外交ルートを作り、1 人でも多くの日本人・難民を保護しなければなりません。国際ルールにのっとって主 権を主張すべきです。

 2の「野党の対応」は、政府、政権党ではないのですから、政府が言えないことも 含めて北朝鮮にはっきりものを言うべきです。

 3の「日本共産党の対応」ですが、朝鮮労働党に対し日本共産党として社会主義的 論争をすべきです。これは内政干渉にはなりません。社会主義・共産主義を捻じ曲げ、 世界の左翼運動の足かせになっている事を論破すべきです。

 4の「その他の民間団体・NGOの対応」は、その目的のためにはっきりと自己主 張をすればいいのです。以下、民間団体のいくつかを紹介いたします。

 ・「RENK(救え!北朝鮮の民衆/緊急行動ネットワーク)」は、北朝鮮の民主 化と人権を要求しています。一番過激といえば過激ですが、金正日体制打倒は掲げて いません。
 ・「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会(HRNK、日本とソウルに支部がある)」 は、60年代の帰国事業で北朝鮮に帰った在日帰国者とその家族の擁護と日本への帰国、 収容所の解体を要求しています。
 ・「北朝鮮難民救援基金」は、今現在北朝鮮を脱出した人、北朝鮮で苦しんでいる 人たちを助けるために、直に救出支援活動を展開しています。(キリスト教のボラン ティアのような活動です。日本のホームレスの炊き出し、衣類や寝具を提供している のはほとんどキリスト教徒のボランティア団体です。)
 ・「北朝鮮民主化のための政治犯収容所解体運動本部(韓国ソウル)」は、韓国に 脱出した収容所経験者が中心になって、政治犯収容所の解体を目的にしています。

> 危険な国は、孤立すればするほど、その危険さを増すと考えているからです。

 これを回避する最大の保障は、世界の世論と関係国の対応です。独裁者は自分が殺 されることを非常に恐れています。金正日がもし1発のミサイルを韓国や日本に打ち 込めば、それだけで北朝鮮政権はアメリカによて壊滅してしまいます。このことを一 番恐れ、知っているのは金正日その人なのです。

 自らも生き伸びる方法は海外に逃亡し、といっても中国かロシアに逃げる以外ない のですが。

 中国、ロシアが「北朝鮮と手を切る」腹をくくれば北朝鮮は崩壊します。

 しかし、中国は北朝鮮の崩壊を望んでいません。なぜかというと、1つは北朝鮮崩 壊を許し難民を受け入れれば、それは即、チベットや新疆ウイグル地区など他民族に 波及し、民族紛争に火を付けてしまう可能性がある。2つ目は北朝鮮が韓国に吸収さ れれば、在韓米軍と中国が直接対峙してしまうからです。それでも、中国の今後の発 展を考えれば、北朝鮮はもはや障害物になってきているのです。中国はいずれ北朝鮮 を切り捨てるでしょう。

 ロシアは、北朝鮮の崩壊を望んでいると思います。極東ロシアの発展は、朝鮮半島 を通した韓国、日本へのアクセスですが、その最大の障害が北朝鮮なのです。

 これら大国の思惑とは別に、今や北朝鮮はすべての国の発展の障害物になってきて いるのです。

 全世界を相手に北朝鮮は暴発出来ないでしょう。そのキーワードは「人権」です。 「北朝鮮は人権を守れ」という、このことだけでこの政権は崩壊を迎えると私は思い ます。