大歩さま
金政権をどうするべきか、ですが、
金政権、北朝鮮をよりよい国にするためにまず、平壌宣言にたちかえります。一歩からスタートです。
窓を開けて、少しずつ少しずつ、風を通します。北からの風もふいてきます。北朝鮮を、まるで、孤立した牢獄のようにバッシング派はいいますが、ちなみに、そうした論調でものをいっているのは、日本だけですよ。そして、おおかた、アジア交流とかの民間交流も全く無関心な人間だけです。
日本にいる在日の方々と、実情をしるために、交友したらどうかと思います。テロ行為ばかりくりかえすのではなくて。チマチョゴリを引き裂いたりすることを、大歩さまはどうおもっていらっしゃるのですか。今、祖国の衣装も着られない朝鮮人学校のかたの胸のうちを、想像すらできないのでしょうか。
韓国はまた、その複雑な歴史故、拉致者が何百人もいるとききましたが、日本とは、まったく対応がちがいます。
国際的な交流が続けば、互いのギクシャクも時間とともに、なくなり、政府が力まなくても、民間の交流レベルで拉致改善の道のりは少しずつ、進展していくとおもいます。国がでしゃばると、ややこしくなることもあるのではないでしょうか。両方からやっていくことが望ましいのでは・・・
ただ、今のように、断絶状態のなかで、民間の思いが国の思惑に絡め取られているのは最悪です。気づいていないだけに、始末が悪い。
とにかく、交流すれば、緊張が自然にとけます。民衆の中にも、健全な思考がつよくなります。金政権事態も変わる可能性があります。民衆の力が機能してこそ、健全な政権交代がかなうのではないのでしょうか。北朝鮮の民衆は、日本人とちがって、とてもおおきな困難を体験していますから、いざとなったら、すごいパワーが発揮できるのではないでしょうか。
それこそ、拉致被害者も、北朝鮮民衆も、在日の方々も、日本人も、未来へ向う方法ではないでしょうか。
バッシング派の方法ですと、どう考えても、石原氏の願望つまり、戦争でしかありえません。米国ブッシュの土台で駒のごとく右往左往することでしかありません。
アメリカの意図を冷静にみぬきましょう。
アフガン、イラク、そしてイラン、みんな米国がねらっていました。それぞれ、天然ガスやら石油やらの資源、植民地化政策、昔からおなじことを延々とくりかえしています。
だからこそ、日本は鎖国状態をやめましょう。そもそも、断絶状態・戦時下であったからこそ、相手の人間を拉致して日本語教師にしてみたり、さぐってみたり、する必要があったのではないでしょううか。交流すれば、そうした危険な面倒くさいことは必要ないですし、また、密輸でなく、堂々と貿易すればいいことで、こちらもまた、解決です。
北朝鮮は、文化的、市場的、技術的にも、交流することで、ビジネスチャンスがひらけます。日本でてぐすねひいている技術や製造業など、北朝鮮に活用してもらえばいいことです。食料不足の北朝鮮に、日本は稲作の技術等導入してもらい、あるいは、減反政策を撤回して、日本も米づくりに励む。食料自給率はせめて8割以上にする。
ルールをまもりながら、対等にできるビジネス交流もしていくのです。
経済支援などという、おごった方法でなく、賠償金・慰謝料をきっちりと支払い、その後は、対等なビジネスをいかすのです。
米国の戦略に乗っかって心中するのでなく、人殺しのために、金をばらまくのでなく、私達日本人が過去の罪業にけじめをつけ、今後一切、戦争に加担しないというき然とした態度をとる。このことが、大事なのです。今からでも、おそくありません。小泉さんも、石原さんも、石破さんも、どうか、目を覚ましてくださいませんか。石原支持の大歩さんが進言してあげてください。それが支持者の責任だとおもうのですが。
それとも、大歩さんは、本音は、北朝鮮と戦争がしたいのですか。
まさか、日本国をまもるために自衛隊をイラクにいかすことに賛成してはいらっしゃらないですよね。
日本の「国益」のために、米国と手を結ぶ小泉氏に、大歩さま自身が、エールを送っていらっしゃるのではないでしょうね。
ブッシュは落ち目、このまま米国とつるんでいては、赤っ恥をかきますよ。今が、考えどきです。
最後に、金政権つまり金正日を殺したければ、米国はいつでも可能です。ビンラディンもそうでした。だって、交流があるのですから。それをしなかったということは、戦争という理屈でやったほうが、占領政策がうまくできるとおもっているからです。イラクのような例外?もあるけれど・・・日本のような例外もありますから。
バッシング派のみなさんは、こうした米国の意図を深く、しることの方が先だと思います。また、拉致したのは国家権力なのですから、みなさんが怒りをぶつけるのは、あくまで、拉致問題をさっさと解決できなかった日本政府のはずです。正義味方さんの気持ちはいたいほどわかります。
ただ、ただ、日本の政府に前向きの解決を要請することです。それを、よこしまな勢力にのっとられて、「拉致否解決」の方向に、あろうことか、戦争政策にまんまとのせられるだなんて、ゆでがえるどころか軍国がえるになっているではありませんか。