すいません、私の発言の趣旨を全く誤解されています。
まあ、誤解を招く表現があったとすれば私の表現力不足ですので、ご容赦願いたい
のですが。
1.一つ目に申したかったことは、純粋に技術的な問題です。
インターネットは、例えるなら公衆道路です。そして我々のPCは基本的には、我々
の自宅のように開かれて道路に接続しています。勿論、OS(オーエス)にはファイアー
ウォール(防火壁)というみだりに他人が入れない、鍵のようなものがつけられてお
り、我々の自宅(PC)が一様安全なように防御されています。がしかし、ここで想
像して頂きたいのですが、我々の自宅の道路を伝って誰かが自宅に侵入しようとすれ
ば、その人は物理的に鍵を壊して入りますね。だから、実際の犯罪者は、あなたの近
くの日本人を想定するわけです。
ところが、ネットでは世界中から瞬時にあなたの家(PC)の玄関口まで世界中の
人が到達することが可能なんです。
つまり、あなたの玄関先にいきなりニューヨークのブロンクスや新宿の歌舞伎町
(すいません、ここで言いたいのは所謂治安状態の劣悪な都市という意味です。ブロ
ンクスや歌舞伎町が実際どれだけ危険なのかは体験していません。想像です)が現出
するとすれば、あなたは表札に実名を書きますか、ということです。
実際、ネットの中で、実名・クレジットカードの番号などの個人情報をやりとりす
る場合は、特別に厳重な防御の掛かったサイトに移動して行います。
まして、ADSL等の常時接続状態の場合は、ハッカーの餌食になりやすいと言われて
います。
でも、実際にネットの世界がとんでも無く危険という訳では無いですよ!
現実の街を歩いている時でも、夜の裏町でやくざ屋さんが徘徊しているところには
アンクル・トムさんもあえて近寄らないですよね。
そういう「知恵」の部分の常識として、実名という個人情報の取り扱いについては、
慎重に行うことがマナー?常識だということを申し上げているだけです。
あと、パソコンの世界はついこの前まで、マイナーな(閉鎖的な)世界でした。一
般には、「オタク」としてしか見てもらえない世界でしたが、もう15年以上の歴史
があります。
その中で、主にパソコン通信の世界で広く行われていた慣習が、ハンドルネームと
いうしくみです。これは、匿名によって発言の自由を確保する趣旨だと思いますが、
勿論、匿名による誹謗中傷の危険性も念頭に有ったはずです。しかし、その自由度の
確保の方を優先し「オタク」の文化の中でルールとして採用されてきた経緯があると
思います。
まあ、元々パソコンの世界はアメリカのヒッピーの文化の影響を受けて生まれてき
た側面もありますので、その辺のノリだと思います。
以上、間違っていることも多々あると思いますが、私の拙い経験と知識ではそうい
うことです。ですから、この部分については全く政治的意味は有りません。
2.二つ目に、ここで実名を高らかに叫ばれる人への批判を混ぜたのが誤解の原因だ
と思いますが、以上述べた文化的ハンドルネームの意味に対し、実名であることを優
位だとする論に異論を唱えたのです。
実名であることを高らかに歌われる方への、あの程度の反論を、誹謗中傷とは言え
ません。又、このようなサイトにおいて、誹謗中傷の判定をするのは「管理人」の役
目だと思いますし、上記に記したように、そもそものパソコン文化の中では、充分発
言の自由の範囲内であると思われます。
まあ、こういう議論をする場で、実名云々は反則技ですし、そもそもナンセンスな
事です。
以上、誤解のないように意見を述べました。何をいまさら、という方々、多数おら
れるでしょうが、ご容赦下さい。
アンクルトムさん、「記号論」みたいな意見ですね。面白いと、思いますが、僭越
ながら私の投稿の解説を急ぎアップさせて頂きました。