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いわれなき差別排外主義に反撃を

2003/9/7 寄らば大樹の陰、50代、苦闘するフリーター

   伝言板に「北朝鮮記念日に日本政界引退潮時・土井たか子さん探求ツアー」が掲載されている。本文を見ると数行下に「土井たか子帰化謎解きツアー」と明記されておりこれは明らかに、今インターネット上に意図的に大量にばら撒かれている根拠のない捏造されたデマを元に、この国中に拉致疑惑によって高揚している排外主義と民族差別意識を利用して、社会民主党に打撃を加えようとする、決して許されてはならない典型的なファシスト的攻撃と思える。
 本文では更に、土井事務所や関連先で「帰化に関する聞き込み」を行い、選挙権のない夏休み中(夏休みまだ終わってないの?)の中学生にまで呼びかけるデタラメさである。
 これは同時に「さざ波通信」の伝言板の本来のあり方に対する挑戦であり、掲載自体に意図的なものを感じる。
 仮にこれが日本共産党の所属員を対象とするものであれば「さざ波」が掲載したのかとの疑問も大いに残る。
 しかしこの様な意図的に差別感を煽り、助長し、公党党首と言え個人の尊厳を踏みにじる、「嘘も百回言えば真実になる」と言うヒットラー的手法が堂々まかり通る、この国の未成熟さが残念でならないし、悲しささえ感じる。
 共産党員の方であれば、過去何回となくしつこいまでに「怪文書」攻撃に遭遇したはずである。私も東京・足立区の区長選でばら撒かれた、党員でなくても嫌悪感と吐き気すら覚える「赤黒く染め抜かれた怪文書」に出合ったことがある、今でもそれを思出だせば苦痛である。
 確かに土井たか子さんは社会民主党の党首であって、日本共産党の党首ではない、しかしこの攻撃に対し皆さんが何も感じ取れないとすれば、それは間違いなくあまりにもの「狭量」であり、人間的感性の欠如と言うしかない。
 これを見逃せばどんな言葉も、素晴らしい論議も、ただむなしいだけとなる。(土井たか子事務所には掲載日に連絡済み)

〈管理人コメント〉「寄らば大樹の陰」様のおっしゃるとおり、当該投稿は、本サイトに掲載してはならないものでした。あらためて、社民党土井党首、関係者、読者のみなさんに編集部としてお詫びいたします。
 「伝言版」は、その性格上、他の投稿欄と区別してあえて「ここで投稿された内容は、あくまでも投稿者の責任によるものあり、編集部として責任を負うものではありません」と明記しているため、編集部としてほとんどノーチェックで掲載していました。今後は、他の投稿欄と同様に扱うものとします。