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無差別テロを糾弾する理由

2003/9/7 プラム、50代、会社員

   罪なき人々を犠牲にする武力攻撃(米英のイラク先制攻撃及び無差別テロ=追いつめられた行為者の自暴自棄の心情は理解できるとしても、だからといって)は決して許されるものではありません。我々や家族(例えば長壁さんの最愛の息子さん等)が巻き込まれたらどうでしょうか。仕方がないですまされるのでしょうか? 絶対許せないと思うでしょう。
 戦争(及び戦争の根本原因)をなくすには、世界各国で好戦(戦争の根本原因を作る)政府を倒し、反戦(及び戦争の根本原因をなくす)政府を樹立するか、少なくとも現政権政府の好戦政策を反戦政策に改めさせるかです。その為には、選挙及び反戦運動において圧倒的な国民の支持や行動が必要です。そこで、罪なき人々を犠牲にする武力攻撃に対して曖昧な態度(お互い勝手にやればいいとか)や不整合な態度(米英の武力攻撃は容認するがテロ行為は許さないとか米英は許さないがテロ行為は仕方がない等)では国民の支持が得られず、選挙も勝てず反戦運動も拡大できず、結局戦争(及び戦争の根本原因)をなくすことはできません。
  日本でも、様々な人が様々形で反戦・反核・平和・人道支援運動に取り組み・参加(集会・デモ、文書・電子媒体・写真等でのアピール、NGO活動他)してきましたが、残念ながら戦争はなくならず、今回のイラク戦争支持撤回もできず、イラク戦争阻止もできませんでした。これは反戦政府が樹立できておらず、反戦運動等も支持拡大できていないからだと思います。しかし、今回のイラク戦争についても国民の70%が反対しているのに、その素直な気持ちが行動(投票、反戦運動)にむすびついおらず問題です。要因は色々あると思うが、その一つには反戦運動への不信・無理解(米英の攻撃は反対しているがテロにたいして容認しているのではと誤解していること)があるのではないかと思います。(その他、反戦運動の合同統一が不十分=分散して集中力が不十分となる等)
 共産党は、従来からテロ行為にのたいしては反対しているのは承知していますが、アピールが極めて不十分であり、今回この「さざ波」での長壁さん及び他の方々の投稿内容が「無差別テロも仕方がない」と国民に誤解を与えかねないと思い(私の思い違いであれば謝ります)先回投稿した次第です。
いずれにしても、「無差別テロ容認=仕方がない」は反戦運動を沈滞化させることはあっても、支持拡大につながらず、戦争をなくすことはできません。イラク反戦(ブシュアメリカのイラク先制攻撃正当化を追認せず、犯罪性を暴く)運動の継続と同時に、無差別テロ断固糾弾のアピ-ルが必要です。