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逆に質問です。何で拉致問題を論ずるのに、先ず強制連行の問題を論じなければな
らないんです！
あなたの論理は、
１．北朝鮮を弁護するものではない。
２．拉致＝強制連行である
３．拉致の解決の前に、強制連行の解決が先
４．これが、アジアの人々の総意である
というものだと思いますが、北朝鮮が拉致問題に対するプロパガンダとするのは、
強制連行ですよ。
ここで、強制連行を持ち出すのは北朝鮮を利することですよ。文章を読むと、親北
朝鮮だとしか思えないのですが。
さらに、論理を強化するために、アジアの人々がこの問題に冷淡だと書かれていま
すが、どこからそんな話が出てきたの？あなたが、この問題に冷ややかなだけでしょ。
フィクションは止めてください。
ここからは、類推ですが、１から４までの論理を出発とすれば、強制連行の謝罪は
言葉だけのことじゃ無いでしょう。言外に金銭的謝罪を想定しているのではないです
か。具体的には、
５．韓国へ支払った金額と同額程度の支払いです。
それこそ、首肯できることじゃ、ありませんよ！
フー。以下少し冷静に
あたりまえの話ですが、朝鮮半島植民地政策の下で、日本軍属による強制連行の問
題があったことを否定するものではありません。
ただ、この問題は日本国が謝罪し、現状復帰のため在日韓国・朝鮮人の方に自国へ
帰国してもらおう、という話なのではありません。
そんな馬鹿な論理は、ありませんよね。この問題は、歴史的事実でありますが、こ
の問題の解決のベクトルは、現在、在日としての地歩を固めた人々が今後如何にして
この国で生きていくか。民族というアイデンティティとこの国土と隣人達の中で、如
何なる未来を求めていくか、ということだと理解しています。
現実には、彼らの文化が日本に対して大きな影響を与えたことは、有史以来事実で
すし、又、主に芸能界での文化的貢献は顕著なものであると思っています。（私は、
演歌は朝鮮歌謡の系譜を引くものであって、古来日本にあったメロディとは違うと考
えています）
マイノリティである彼らを包含した中で進んでいくことが、この国の未来にとって
創造的なことであり、世界を見回してもこれからの国造りに欠かすことができない要
素だと思います。（アメリカ黒人やヨーロッパの黒人、日系人や中国人をイメージし
ています）そして、それらのことに対して、日本人がどのように関わていくか。こ
れこそが、国際化というキーワードなのだと理解しています。
一方で、拉致問題の解決のベクトルは現状復帰、すなわち被害者の帰国しかないと
思います。
彼らが全員無事に帰国し、さらに望むならその犯罪行為を働いた人々がきちんと刑
法によって裁かれることを望みます。ここに、事件後２０数年を経過したことによる
時効の概念が出てきます。（特に、拉致部隊を手引きした日本国内の協力者を想定し
ています）
何故、戦争中の朝鮮半島植民地の問題と拉致問題を、今リンクさせる必要があるん
ですか？
もっと議論をシンプルにすべきでしょう。私には、議論のすり替えに感じます。
この問題が明らかになって、一番ショックを受けたのは在日朝鮮人の方達だったと
思っていますが。
アジアの人々も、決して無関心だとは思わないんですが？
しかし、この問題に関して他国の人々の思惑を斟酌する必要は無いと思いますが。
（勿論、政治的には、他国政府の理解、協力は必要ですよ）
私たちの同級生が、暴力によって人生を変えられてしまったんです。それに対して、
どうするかの話なんです。そして、もう一つ政治として論ずるなら、左翼政党がそん
な犯罪国家を認めてきたことに対する、絶望感、諦観が問題なのです。