投稿する トップページ ヘルプ

一般投稿欄

社会主義とは、国交とは、在日とは何なんでしょうかbenkei1313さん教えてください

2003/9/8 寄らば大樹の陰、50代、苦闘するフリーター

 benkei1313さま、いいかげんな知識しか持たず向学心にも欠け、行動力に乏しい私は、貴方の様に確信をもって物事を判断される人に出会うと、思わず赤面したじろぎドギマギしてしまいます。そしてやれる事はせいぜい持ち合わせの常識で逃げを打つだけです。
 だから共産主義、社会主義についても、時おり若きカール・マルクスが悩み抜き問いかけた事を、出来るだけ自分のものに置き換え、理解しようと「古典類」を読み返すくらいで「資本論」などまだ遠い先の先の事でしかありません。
 誰かに正面きつて「社会主義とは何か」と問われたら、それこそしどろもどろですし、答えるべきなんの確信も持ち合わせていません。
 そこで碩学を地で行かれるのbenkei1313に、是非教えを請いたいと決意した次第です。
 教えて下さい、まずあなたのイメージされる「社会主義」とはどういうものなのでしょうか?
 そしてこの現代世界にその様な「社会主義国」は存在しているのでしょうか? 又かつて存在したことがあったのでしょうか?
 そして「遅れた旧式経済体制国」から如何にしたら「より高度に発達している社会主義国」になることが出来るのでしょうか?
 これはこの「さざ波通信」に関心を持つ人にも興味ある事だし、今11月綱領改定に勤しむ「日本共産党本部」の人々にとっても非常に参考になる事だと思いますので馬鹿馬鹿しい(ママ)等と突き放さないで、ご面倒ですが丁寧にわかりやすくお教え願います。

 そしてふたつ目、社会主義や共産主義の国、又「遅れた旧式経済体制国」のどこでもいいのですが、その国は所属する国民(people)の「生命」について如何なる責任をもっているとお考えでしょうか?
 benkei1313さんは天皇制支持と書かれていますのでお聞きするのですが、かつて「昭和天皇」は主権者として戦時中から戦後にかけてその責務を果したとお考えでしょうか?
 イラクのサダム・フセインが息子を失いながら尚侵略者に徹底抗戦するよう国民に呼びかけていますが、これはおかしいとお思いでしょうか?
 又北朝鮮の金正日も飢えに晒される国民を前に「遅れた旧経済体制国」に対し、それこそ恫喝を交えながらも土下座外交行い、食料援助を再三要求していますがこれも国の最高権力者としてやってはならない事なのでしょうか?(どんな理想的な社会主義や共産主義の国でも霞を食っては生きてはいけないとは思うのですがー)
 そして3点目です。
 benkei1313さんは「国交が無いのですから万景峰号その他の船は入国させない様にするべきでしょう」と書かれていますが、これは何を根拠にそう主張されているのでしょうか?
 卑近な事述べれば今、日本は台湾(中華民国)と国交がありませんもし台湾と貿易が出来なければこの国のIT産業は一気に潰れてしまいます、今インターネットを覗いている人の中にも忽ち困る人もいるでしょう、パソコンや精密機器の部品や製品をこの国は台湾に相当依存しているからです。 これ以外に日本が国交を持たない国や地域は一杯あります、かつての香港もそうでしたね、以前も述べたようにこの国は貿易立国ですから国交のない国ともどんどん貿易しています、船もどんどん入港しています。
 もしこれがおかしいと思われるのならためわらず、扇千影大臣にクレームを入れられたらどうかと思います。
 それとよつっ目、「在日」の事です、「在日」には在日韓国人、在日朝鮮人(北朝鮮籍ではありません)、帰化した日本国籍を持つ人、そして今日本に住んでいる欧米系やアジア系の人達も含む、外国人が入ります。
 この様な多様な人々がなぜ「北の楽園」に行かねばならないでしょうか?
 これは是非、難民受け入れに世界一厳しく遅れていて、憶病で、その為いくら収容所を作っても不足して困っている入国管理局にお尋ね下さい。具体的なことがよく判ると思います。
 また碩学なbenkei1313さんですからもうお読みになったと思いますが、今この国の様々な場で活躍されている、在日三世の「辛淑玉」さんが書かれた「鬼哭啾啾(きこくしゅうしゅう)」を読むと1959年と比較的若い生まれの辛さんでも、この国で在日の人々が受けた凄まじいばかりの差別と抑圧、非情な犠牲は、私達「平和に生る日本人」には到底理解しえない壮絶さをもって、鋭く問いかけてくれます。
 彼女は北朝鮮支持派ではありません、親族を北に帰しみんな亡くされた人です、言えば今の「拉致家族」の人々よりより悲惨な目に合った人です、金正日体制には非常に厳しい見方をしています。
 でも彼女は今の「救う会」や「拉致議連」には明確に一線を引いて活動を展開しています。
 そしてアジアの人々との交流、真の共生、文化的交流を高めようと石原慎太郎を始とする右翼的な人たちから、いくら中傷されても決してめげずに頑張っています。
 この本は面白くもあり、一気に読んでしまいました、教えられる事が多く感動させられ、又勉強させて頂きました。

 兎も角、何事もよくご存知で経験豊かなbenkei1313さん、本当このままではもったいないと思います。
 せっかくの知識を体験を、私達浅学な者にじっくりお教え頂くと共に、綱領改定で悩み抜かれている日本共産党本部に確信をもって持論を御披瀝頂いて、笑われる事のない様な立派な綱領が作れるようご協力してあげて下さい。
 私が見るところ次期綱領改定は、どう見てもbenkei1313さんが目指されているだろう「社会主義国」とは違う方向を向いているからです。
 今が待ちに待った出番なんです! benkei1313さん!
 余り弱い者イジメや、私の様な浅学の徒を困らせないで下さい、お願いします。
 ではお元気で!