投稿する トップページ ヘルプ正確さのために、全文引用しました。
◆以降に、私の意見を申し上げます。
「北朝鮮が鎖国政策をとっている」は、正確には「北朝鮮は情報鎖国政策をとっている」に改めさせていただきます。
つまり、北朝鮮民衆には何一つ情報が伝えられない、大本営発表以外の情報が伝わらないこと。金委員長が日本に公式謝罪した事等、絶対報道しない。ラジオ等の受信機も「国営放送」以外受信できなくしていること。
国交回復してもこの基本が変わらない限り、自由な往来、情報交換等は夢の又夢でしょう。北朝鮮の現政権は、決して情報鎖国体制は解かない。解いて、西側の情報（真実）が流れ込めば、金王朝はいちころになる。
◆やはり、情報戦で勝負したほうがいいと、考えます。
正確で客観的情報は９割がた、キム体制に不利でしょう。
・ルーマニアのような流血革命になるのか
・旧ソ連のように、ひっそり消えてなくなるのか
・中国のように、政策変更で対応するのか
キム体制も「西側」もたぶんわからないでしょう。
そして、
北朝鮮民衆には何ひとつ情報が伝えられない、というのも正確さがかけると思います。
脱北者がいることからみても、断片的情報は北朝鮮民衆に、多かれ少なかれ情報がはいっていると、推測します。
それが、どれくらいで、どのようなものか、こちらが情報に飢えています。
つぎに、経済制裁は必要悪と考えます。「６カ国協議ぶちこわし」は、その事とは関係なくすでに北朝鮮が言明している。
必要悪というのは、制裁をして困るのは、党幹部、軍幹部等一部のエリ－トだと言うこと。ＲＥＮＫの調査によれば、国際援助米が特権階層から、市場に流れる始末である。つまり、金儲けの手段として使われている。又長年の各国の支援が、軍備拡張（それは民衆抑圧と不可分）に転用されたとする見方が支配的である。
◆私は、経済制裁は絶対悪だと考えます。
「ショック療法」として使うには、危なすぎます。
イラクを見てください。湾岸戦争後の１０年間にわたる国連の経済制裁は役にたたなかったばかりか、全く逆のものになってしまったようです。
下手なたとえでいえば、ミカンの食いすぎで腹をこわした人に、ミカンを食べたらなおると、いうようなものです。
もちろん、経済制裁に反対だから、それは直ちに経済援助したほうがいいということにはなりません。
「６カ国協議」はまだ続いています。
ロシア・アメリカ・中国・日本・韓国・北朝鮮の首脳は何を話し合っているのか？
それは核問題です。
北朝鮮が核武装すれば、日本も続く、そして中国、韓国は猛反発する。東アジア一帯に”ガソリン蒸気”が充満する。
そして、３８度戦で偶発的事態がおきれば、収拾不能です。
アメリカ政権内では、武力行使を唱える人がでてきました。（名前忘れました）
拉致の解決には、外交上有効な手段が不可欠。支配層（党幹部、軍幹部等一部のエリ－ト）に「効く」手段として必要悪と思う。
外交とは力と力のぶつかり合い。普通の話し合い程度では解決しないことは、６カ国協議への日本排除発言でも明白になっている。
もし、他に、有効な方法があれば教えてもらいたい。
◆普通の話し合い程度で解決しないのなら、国交正常化をするべきです。
北朝鮮の領土内に、日本の大使館を置くことです。
日本排除発言があっても、日本は排除されていません。
外務省の”無能”や”腐敗”が指摘されても、初歩的な情報収集能力はもちあわせています。
北朝鮮内での、郵便・電話などのシステムがどれくらい機能しているかは、知りませんが、拉致被害者と家族の意思疎通はこれでできると思います。
拉致問題が、膠着状態にある最大の責任は、自民党・安部晋三が負うべきでしょう。