こちらも投稿がとぎれとぎれになってすみません。
今回も私事で、短い投稿になってしまいます。
しかし、がんばれない共産党員さんとの議論は、私にとっては非常に意味あるものだと思っています。
それは、私には現在のメディアや、それに影響される世論の流れが、改憲の方向へと向いているように感じられるからです。
その流れを支える要素として、北朝鮮問題が、非常に大きな役割を果たしているように思えるのです。
がんばれない共産党員さんは、
「なぜウナギ犬さんと意見がすれ違っていくのか」
という疑問を抱いているとのことですが、それは戦争の可能性について、私達の考えの間には、大きな開きがあるためだと思います。
がんばれない共産党員さんは、「経済制裁で戦争にはならない」との考えですが、私は「経済制裁は非常に危険」という意見です。
この差が、私達の考え方の、決定的な違いとなって現れていると思います。
時間が無いので、一番気になった事への反論をさせて頂きます。
それは、自由経済の導入は無理、という意見についてです。
自由経済を持ち込むことはイコール崩壊になるのです。
という、がんばれない共産党員さんの意見は、私としては納得できないものがあります。
私は「自由経済の導入が崩壊に結びつく」という可能性は、むろんあると思います。
しかし、必ずしもそうなるとは考えておりませんし、少なくともその崩壊は、経済制裁による崩壊よりは、私は望ましいものだと考えています。
金正日政権が自由経済の導入を受け入れる可能性があると思っているのは、現在の北朝鮮経済が行き詰まっていると、私には見えるからです。
経済の良し悪しというのは、人体で言うなら血の巡り、つまりは金や商品やエネルギーの巡り具合によっていると、私は思います。
がんばれない共産党員さんの言う通り、これまで北朝鮮は崩壊の危険性を考えて、自由経済の導入をしてこなかったと思います。
しかし国内での血の巡りを刺激するだけでは、限界があるという事に、北朝鮮政府は気づいてしまっていると思います。
国内での循環だけでなく、国外とも血の交換をしない限り、経済的な発展ができないという状況があると思います。
北朝鮮は、公務員の給料と物価を大幅に引き上げるという、経済改革に失敗した、と私には見えます。
国内での経済循環の形を変えても、たいして富を生み出さない事を、北朝鮮政府は思い知らされたのではないでしょうか。
そこに私は、自由経済導入の糸口があると考えています。
確かに金正日自身は、急激な自由経済導入による崩壊の危険性を、恐れているでしょう。
しかし一方で、国内で富を回すだけでは発展できない目の前の現実と、板挟みになっていると思います。
そこは日本や他国と、北朝鮮との綱引きになるでしょうが、自由経済の導入は充分に可能性のある話だと思います。
自由経済の導入が、金正日の神格化を弱めることになるのは、まず間違いないと思います。
しかし、それが一気に崩壊に向かう可能性は、また別問題だと思います。
どれだけの規模の外国商社を、どのような速さで国内に入れるかは、北朝鮮側が裁量権を持つだろうからです。
「経済を解放するスピードを上手くコントロールすれば、政権崩壊に至らないのでは」という考え方を、北朝鮮政府が持つ可能性は充分あると、私には思えます。
食糧援助に関しても、私はがんばれない共産党員さんの文章に、「前回の意見との食い違いがあるんじゃないか」と考えています。 しかし今回は時間が無いので、次回に投稿させて頂きます。 なるべく早い内に、続きを書こうと思っています。