今日のしんぶん赤旗電子版には、「共産党が伸びてこそ自民党政治の中身が変えられる」というタイトルのもとで、次のような記事があった。
市田書記局長は、財界応援とアメリカいいなりの政治、消費税大増税と憲法改悪を進めようとしているときに野党としての存在意義が問われるが、「民主党は自民・財界の世論づくりの応援団を買って出ている」と批判。「自民党の政治の中身を変える路線と政策をもっているのが日本共産党。この党が伸びてこそ政治は変えられる」と訴えました。
前段の民主党批判の部分はいいとして、後段の意味はなんだろうか。中身を変えるというフレーズが引っかかった。自民党政治の外枠は残して、その中味を変えましょうというのだろうか。
確か、公明党が連立を組むときにも、公明党の力で自民党政治の悪い部分を変えると言っていたように思う。一見、公明党の主張かと錯覚した。
これでは、自民党政治が続いた方が共産党の政策が生きるということなのか。「自民党をぶっ壊す」と言った小泉語録の野党版のようでもある。これで選挙は本当に大丈夫だろうか。