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一般投稿欄

曙光のきざし氏へ

2003/10/17 天邪鬼、60代以上、自由業

拝復
 わたしの投稿、そんなに支離滅裂でしたか。多分わたしの頭が悪いからでしょうか ね。
 わたしが一貫していっていることはマスコミによって連日連夜流されている拉致問 題と北朝鮮の暴露がどのような意味を持ち、どのような危険性をもっているかという ことです。戦争法案が何の抵抗もなくどんどん可決されていくことと、このヒステリッ クな北朝鮮に対する憎悪を掻き立てるマスコミに何の意図も感じないほどあなたは鈍 感なのですか。あとであなたが間隔を白井するといっているがまったくその感覚の鈍 さにあきれます。マスコミを誰が握っているのか。資本家ではないですか。その資本 家のすべてを支配しているのが金融独占資本、すなわち日本帝国主義ではないか。こ の一年間の北朝鮮排外主義を煽っているものは、日本の独占資本家=帝国主義者であ るとわたしは訴え続けているのです。
 (帝国主義について説明しなければなりませんか。日本共産党がその言葉を死語に してしまったものですから、わたしが帝国主義という言葉を使うと古臭いマルクス主 義とでもまたいうのでしょう。共産党は「帝国主義的行動」とか覇権主義という用語 で置き換えていますが、帝国主義が体制とか制度という存在であることをわざとごま かし、たまたまその国や指導者がとっている行動に過ぎないようにいって帝国主義の 本質を隠蔽しているに過ぎないのです。) 
 では何のために拉致問題をとらえて徹底的に排外主義を煽りまくるのか。戦争!北 朝鮮を開放し、民主主義と自由を北朝鮮人民に与えるという口実、たてまえを使って、 アメリカ帝国主義と競合して朝鮮になだれこむ事を目的にした排外主義の大キャンペー ンである。そう考えなければおかしいではないですか。北朝鮮に拉致された日本人を 本気で政府が返してもらうつもりならば外交でできることだったはずです。いまさら 遅いのですが、平壌合意を守ればいいのでした。平壌会談を小泉が逆用したのである。 金正日は日本の経済援助がほしいから、日本の植民地支配時代の賠償要求を放棄して 平壌宣言に署名したのでしょう。
 北朝鮮の独裁については1980年以前からわたしは知っていました。千里馬の巨大な モニュメントを作らせるときに何人もの学生や労働者が転落死をしたということも知っ ていました。その頃韓国は朴政権の軍事政権下にありました。南も北もすさまじい独 裁の中で人民は苦しんでいました。金日成が偽者だといううわさも知っていました。 李かい成「禁じられた土地」は1977年から出版されたのですが朴政権下での厳しい反 体制派の非合法活動を書いた感動巨編です。その中にも父の金から息子の金に政権が 譲られるのを厳しく批判しています。ヤンソギルの「タクシー狂想曲」をサイ監督が 「月はどっちから出るか」という映画を見たがその中に在日のオモニが北朝鮮の家族 に、荷物の中にお金を隠して送るシーンがありました。
 しかし他国がどんな政権であろうとも日本人が手出しをする権利はないのです。わ たしだってあなたに負けず劣らず北朝鮮の人々の惨状を知るにつけ心を痛めています。 「北朝鮮脱出」という本だったか、それを読んだときは涙が抑えようもなく溢れたも のです。 しかし北朝鮮スターリン主義の打倒は南北朝鮮人民の課題で、必ず彼らが やり遂げると信じています。むしろわれわれが開放してやるなどと主張することが、 日本帝国主義の侵略戦争の策動と完全に一致することで、許すことはできません。
 あなたに悪意があるとか、あなたが日本人が再び朝鮮を支配すべしだと考えていな いことは解っていても、そのお人よしが侵略戦争のお先棒を担ぐことになっているこ とは許しません。それは何度も書くが日本共産党中央委員会がやろうとしている事と 一致します。
 しっかりと目をあけて今日本がどの方向に向けて走り出しているかを見てください。 わたしたちは次の世代に対して禍根を残してはならないのです。わたしに反発なんか いくらしてもらってもいいのだ。今、すべての問題は戦争を抜きに語れない時には言っ たのです。消費税の問題、年金の問題、恐慌的大不況の問題、失業問題一切合切が戦 争の問題とリンクしています。
 平和運動をする、反戦行動をする。それは自衛隊のイラク派兵を阻止すること、北 朝鮮排外主義に反対すること。この二つをおいてないのです。これほどに物事が明快 になったのです。
 あなたの考え方を最も喜んでいるのは日本帝国主義者とその使用人自民党です。

 さてあとは補足です。
 いま、このさざ波通信をずーっと読んでいると、一つのことに気づきます。それは、 なにが社会主義で、なにが共産主義か解らなくなってしまった、自信喪失のジレンマ にほとんどの方が陥っている状況です。ソ連や中国が社会主義である、あんな社会は いやだというわけです。当たり前です。だからといってこのままじゃいかん。民主主 義そいつはイデオロギーのことで、そんなもので日日の生活はできない。このままで どうなるのだろう。
 社会主義でも資本主義でもない第三の道はないのか。資本主義のいいところと社会 主義のいいところをとればいいのじゃないか。ところがどっこい。この二つの液体は 酒と酢のようなもの、一升の酒に1合の酢を入れると飲めたものじゃない。
 民主主義革命!そしてまろやかに社会主義社会に滑るように入っていきますよ。社 会主義は遠い夢。そんなふうに考えているみたいです。だから共産党の人には明るさ と夢と情熱がないように見えます。だから青年が入ってこないのでしょう。信念がな いのは目を見ればわかります。正義も信念もないから赤旗の記者が女のスカートをめ くったり、国会議員までがセクハラをする。次第に老化するのはあたりまえです。まっ たく無意味な方針を立てています。

 砂浜に種をまくのか
  海を耕したいのか
   網で風を捕らえるつもりか
      モーツアルト
 「具体的にいって、あなたの論はソ連とアメリカの2国間でしかものを言っていな い、すなわちわたしには1970年代となんらかわらない論議に聞こえます。」

 わたしには何のことだかこの文章がわかりません。ソ連とアメリカの2国間?で ものをどうしていえるのか。1970年代に特徴的な論議ってなんなのか。あの頃わたし はデカダンで、実存と禅宗にはまっていたから余計にわかりません。

 「ヨーロッパの社会主義は、どのような意見をもっているのか」

1970年以前で戦後ならば取りトリアッチの構造改革論、トレーズの修正主義、こ れらは大体不破哲三の思想のもとでしょう。

 「第二次大戦後あまりにもアメリカ依存が強くてそれに対抗するソ連(マルクス) しかなかったことだと思います。したがって、とくにヨーロッパの思想が入ってきて いない、ことを思います。」

マルクスはソ連の人でなくヨーロッパ、ドイツの人です。それに第二次大戦後日 本にはヨーロッパの思想の洪水だったのです。特に知識人を捕らえたのは実存主義で す。またアメリカのプラグマチズムは大学哲学科の人気番組だと聞きます。
 ソ連=マルクスならばあんなひどいことになっていません。マルクスやエンゲルス があと50年長生きをしてくれていたらなあ。レーニンがソ連にあと十年きていてくれ ていたらなあとわたしはよく考えることがあります。第23回共産党大会の綱領改定草 案はマルクスがこっぴどく批判した「ゴータ綱領」よりももっとひどいものでマルク スが読んだら烈火のようにおこりだすでしょう。今それを読んでいますからほやほや の知識です。マルクスは「ゴータ綱領批判」を1875年に書いているから明治の人です。
 ソ連邦と東欧社会主義国が倒れたといえ現代は世界史が資本主義から社会主義、共 産主義へと移行していく時代であることは間違いありません。今、共産主義者が最も 真剣に追及しようとしているのは、マルクス主義の原点に戻るLことです。あなたは 思想そのものに不信を抱き、直感による判断に依存するそうですが、わたしは人間の 能力の特筆すべきものは論理的思考にあると思います。
 あなたは動物のようにわたしの文章のにおいをかいで、吼えようとするから失敗し たのです。

 「総連の構成員が本当に労働者階級だと思いますか」

 思うも思わないもそんなこと一字、一句も書いていません。それに意味がわか らないのです。構成員が?労働者階級?それは日本語ですか。

 「総連の中核の人員が小資本家階級なのは常識でしょう」

 わたしはそんな常識を持っていません。誰か朝総連の階級分析をして その資 料をあなたが調べたのですか。わたしは必ず資料を出してここに投稿しています。な んならわたしの投書を調べて御覧なさい。これも日本語になっていません。総連の中 堅幹部がプチブルであったとして潤沢な送金をしているとしたらとてもいいことです。 しかし現実は北朝鮮の身内がひどい目に会わされないために苦しい中から送金させら れているはずです。
 ラスト。

 「身分制度と階級制度を混同していませんか?唯物史観」

 一体何の脈絡もなしに突然なにをいいだすのですか。混同しているとしたらそ の文章をわたしのどの投稿からでもよいから探して見せてください。あなたこそ小資 本家階級と書いていますがそんな階級はありません。小資本家というのは資本家階級 の中の階層です。そして唯物史観と書いているが唯物史観はマルクスの考え方です。 マルクスをロシア人だと思い込んでいるあなたがどうして唯物史観をもてるのですか。 あなたがわたしを非難する言葉のほとんどがあなたの無知をさらけ出しています。

 さざ波通信では、どのようにして戦争に反対するか、人々にどのように訴えるか、 共産党にどのようにして立ち上がらせるかが討論されねばならないのに、排外主義と 差別が大事な問題の討議を破壊しているように思います。