昨日ブッシュが来日しました。6000人の警備が敷かれているそうです。この男と小泉が密談する内容が心配です。去年小泉は訪米してブッシュと会談して帰国するその足で北朝鮮に飛びました。そして金正日とあって平壌宣言を引き出しました。それは北朝鮮にとって屈辱的な宣言です。
「平壌宣言」で日本の経済援助と引き替えに植民地支配時代の朝鮮側の賠償請求を放棄させたのです。そして日本人拉致の事実を金正日から聞くや、昼餐会も取りやめにして顔色を変えて帰国したのでした。すると示し合わせたように自民党議員連が「賠償を要求する」と大騒ぎを始め、テレビや新聞が拉致問題一色になったのです。
あまりにもすべてがタイミングがよすぎ、わたしはブッシュと小泉が示し合わせた謀略を直感したのを思い出します。
案じたようにそれ以来連日連夜のテレビマスコミによる北朝鮮にたいする排外主義の報道が洪水のようにこれでもか、これでもかと流され続けてきました。一般の人はテレビを中心としたマスコミによってしか社会のことを知らないし、仕事する時間以外はテレビにべったりくっついています。これでもか、これでもかと拉致家族のことや北朝鮮の中の悲惨な生活の映像、金正日のベッドの中まで暴きたて、独裁支配の実像、虚像を取り混ぜて四六時中報道していくのでした。そのやり方は統一教会や、オーム教、というセクトの中で行われるマインドコントロールを日本全土、津々浦々まで徹底的にやってきたのです。このやり方は戦争中の報道機関のやってきたこととまったく同じで日本人の脳を排外主義一色に染めてしまうために最も効果的な方法です。
嘘も百遍言えば本当になる
まったくの嘘ではなく根拠があるから、日本人は小泉とブッシュの意図したように洗脳されてしまったのです。
わたしがここで朝鮮戦争の警鐘を鳴らすのは、何よりもこの排外主義の嵐が支配階級の意図的なものと感じたからです。しかしもっと深く、世界は戦後体制から新たな時代、帝国主義による植民地再分割のための荒々しい戦争の時代に入ったと考えるからであります。
殺し屋ブッシュと小泉は今頭を寄せ合ってなにを画策しているのであろうか。
国連ではイラクに対する多国籍軍の派兵が決定しました。国連主義の本共産党は自衛隊のイラク派兵にあんまり反対しなくてもよいいい理由が見つかったのです。だが国連の名によって帝国主義の侵略戦争がどれほどおこなわれどれほどの世界の人民が殺されたことであるか。国連こそは血塗られた帝国主義の道具です。
しかしアラブ人民の抵抗は続き、米兵は恐怖の真っ只中にいます。そんな中で米兵の自殺率が高まり、厭戦気分が広がってきているようです。そしてアメリカ本国で反戦運動がまたも盛り上がってきています。
We shall over come.
あのベトナム反戦の人々が30年の苦難の時代を超えて
Oh deep in my heart. I do believe.We shall over come some day.
いつの日かこの反戦の土に かえる と心に深く 誓ったように
彼らは2000万人もの新しい同志を連れて帰ってきたのです。
彼らこそ戦場から若い米兵をつれて帰るだろう。わたしも戦争に反対する世界の仲間と声をかぎりに叫ぶのだ。
”DON'T WAR!”