15日の「拉致」についての投稿に強く感銘を受けました。目の前で起こっている事態(拉致問題の未解決)に対し、怒りを覚えるのは当然の事ですがその事をめぐって排外主義的な感情ばかり誘導するかのような、「井の中の蛙」的なマスコミ報道にうんざりしている者の一人です。誰に怒りを向けるべきなのか、拉致家族の方たちの宙ぶらりん状態を全て北朝鮮の責任に帰する事で果たして怒りは正当性を持ちうるのだろうか、と私は疑問を覚えます。北朝鮮が去年の会談であっさり拉致を認めたとき、逆に過去に遡って日本による拉致を認めなければならない羽目になるのでは、と小泉首相は頭が真っ白になったと想像しています。聞いたわけでもなく個人的な想像に過ぎませんけれど・・。日韓条約は賠償問題を脇に置いた事で韓国民衆の反発が相当なものだった事など、当時のわたし達はさほど気に留めないまま(韓国自体、その頃情報を流す時代ではなかったから当然ですが)国交が始まり、それでも韓国人民の民主化への闘いや日韓の民衆レベルでの交流が友情を育むなかで、近くて近い国の関係を築いてきたのだと思います。私はかって日本共産党が掲げていた、その国の事はその国の人民が決めるべきという考えに共感していましたし、今もその精神は大切にされるべきものだと思っています。と、同時にNGOを構成し北朝鮮から脱出した方たちの救援に尽力されている方達を尊敬し、カンパなどできるところで協力したいと考えます。私が言いたいのは主権者として国に要求すべき事をもっと明確にすべきで、排外主義に踊っていたら足元をすくわれ、日本国の根幹であるべき憲法さえ奪われかねない状況に導かれるという事なのです。私は日本共産党を支持していますので、この際、拉致問題解決のプログラムの提案を党として発表してほしい。ここまで拉致で盛り上がった(語弊がありますが)のですからマニフェストなどと英語で煙に巻かれることなく「拉致問題」を争点にさせたら如何でしょう。いざという時人権をどのように扱うのか、各会派に姿勢を語らせるべきではないでしょうか。これまでのいきさつに間違いがあったのならそこもきちんと解明して、今後にどのように生かすのか党は知らせるべきなのです。国民主権に則って政策論議をさせるべきでこれはわたし達有権者が担わなくてはならないと思います。どの様にかはここで論議して頂けると有難いです。また想像の産物で申し訳ないのですが、この選挙期間中、拉致が見事に解決されるかもしれない。よって、自民党は大勝し、憲法は改められる事になる。これは、美しい夢?それとも悪夢でしょうか。