拝啓、はじめまして10月18日の呼びかけに返答致します。
朝鮮総連に対する認識の仕方が、あなたと私は違います。
以下、あなたの投稿を引用します。
公務員になれない、選挙権が無い、住居の移転も「外国人お断り」とのことで制限 されている、、、
詳しくは知りませんが、就職差別だってあるでしょう。
あなたの認識は、在日朝鮮人の日本に於ける権利の拡充を目的とする、人権擁護団
体という認識だと思いますが、私の投稿の意味する所はまさにそういう団体となる所
まで現在のパワーを減少させるべきだということなのです。
つまり、私の認識としては「朝鮮総連」は人権擁護団体の枠を超えた存在だと認識
しているからです。
朝銀という地域金融機関の破綻処理に関して、整理回収機構(個人的には嫌いです
があの中坊公平が初代社長を務めた国策の不良債権回収会社です)から総連の役員数
名が起訴されています。
又、競売された不良債権物件の競落を総連傘下の出版社が行っているケース等、不
明朗な資金のやりとり(ロンダリングじゃないかと思います)の主導に総連の組織そ
のものが関与している可能性が高いと思います。
又、傘下の自営業者の納税に関しては、総連経由で申告書を提出すれば税務調査無
しでノーチェックで申告が通っている事実もあります。
税務署との間に特約があり、事実上脱税が当局に黙認されていた事実です。
そして、本来納税しなければならない税金と、過少申告の税金の差額が北朝鮮本国
への上納金となっていた疑惑。(勿論、それに荷担していた日本人元税務署員の存在
もあります)
人権団体だからといって、無批判に迎合しては駄目なのは、例えば日本の部落解放
同盟を見れば了解してもらえるかな、と考えます。
古い話で恐縮ですが、解放同盟は部落差別反対を主張し兵庫県の八鹿高校で暴力事
件を引きおこしています。世に言う「八鹿高校事件」です。当時共産党は、そのスタ
ンスに反対して部落解放「正常化連盟」を支援していた筈です。(解放運動を暴力か
ら隔絶させ、正常化しよう、という意味のネーミングだったと思います)その後も、
解放運動は現在も継続されており経済的には相応の達成を見たと思いますが、解放同
盟自体が圧力団体としても存在しており、国民生活にマイナスの影響を与えることも
数多く出来させたのも事実だと思います。上記ような脱税案件も、同様にあります。
別に、この項で部落解放運動の話をしたかった訳では無く、例え崇高な理念の基に
発足した人権団体でも負の効果を引き起こす可能性は常にあり、それに対しては、外
部と内部両面から批判の上、常に改善していかなければ腐っていくという事例を示し
たかったのです。
まさにそういう意味では、朝鮮総連は単なる人権擁護団体では無く、発足の時から、
あなたのいうように{「日本国内の在外公民」とみなしている}存在なのですから日
本国民としては充分なチェックが必要だと思います。
個人的には、総連の主張を100%在日朝鮮人が支持しているとは、とても思えな
いのですが。実際、「拉致問題」を期に、実害を受けない在日の方(親族に北朝鮮在
住の人がいない)の何人もが、退会されているとの報道も聞きます。もし単なる人権
団体であれば、「拉致」に関してもっと前向きな解決の為の行動をするでしょう。
差別と人権に関して前向きなスタンスを取れば、「拉致」に関してもっと積極的な
発言をするでしょう。(だから退会者が、続出していると考えます)
「強制連行」は罪ですが、この時期それを声高に叫ぶ総連の体質は、私には、「部 落差別」を全面に立て、圧力団体として極めて個人的な銭儲けの手段とする「エセ同 和」の行動と重なる部分を感じるのです。「差別」は、暴力と化する瞬間があるので す。そして、それは長い目でみれば、決して「差別」や「強制連行」の根本的解決に はならないということが、正常化連の活動に賛同していた私の考え方です。
では、どうすれば良いのか?本当は、総連と別の人権団体を立ち上げていくのが良
い、とも思いますが、現実的にはそんなことは無理でしょう。
それに本国とスタンスを異にする、在日という存在が、果たして存在可能なのか?
という疑問にも突き当たります。
でも、本当は私としては、在日という形の異(本国とは隔絶された存在)を含む日
本という国が一つの理想です。
ちょっと、話が別な所に行きそうですので、この辺で止めますが、以上の論理で私
とあなたの意見の相違は解って頂けましたか?
但し、実際に総連の所有物件の登記簿を閲覧するなりして、調査したのではありま
せん。それを行う金銭的・社会的余裕が私にはありません。従って、そんな事(脱税・
不明朗資金)は虚偽だと、あなたが言うなら、具体的な証拠を提出できない私とは水
掛け論になってしまいますから、この件に関してはお互いのスタンスを守っていくこ
とでいいのではないか、と考えます。