ここ暫く過去ログを読んで来て、最も感じた想いは、長壁さんの投稿に対してのものであり、あなたの溢れる圧倒的なエネルギーには頭が下がります。
読み始めた頃は、ちょっと、きつい言い方をする方だなぁと感じていたのですが、あなたの投稿の相当数を読み、母は強しということは、このような事をいうのかな…とも、思ったりしています。
その後、SENDさん自らの体験も踏まえた投稿もありました。また、不和雷同さんの応答も拝読致しました。
それらを読んでみて、SENDさんの真面目な「苦言」であったのかなぁとも思いました。やはり、幾つかのやり取りを見ないと、世代も、性別も、環境も、あらゆることが異なっている者が意見の交換をしているのですから、思い込みや、見当違いの人格攻撃にも発展する事にもなり得ます。
残念ながら、このサイトでも、投稿されなくなった方々がかなりおられるようです。もちろん、個人の事情で投稿できない場合はいいのですが、そうでない場合もあったように思います。
ただ、SENDさん、上記のような「迷わず、『党員としての資質に欠ける』として訴願します。」等の言い方は、それこそSENDさんがおっしゃる「どのような相手であれ相手の人格を否定したり、卑下したり、レッテル張りするようなことをしては何も生まないのではないでしょうか。」という感じを読み手の方としても受けとった次第です。
「党の主張でないことについては、『自身の主張』とあらかじめ断っていただきたい。」ということが、SENDさんのおっしゃりたいことの様ですが、それは、特別重要な場合――例えば、どなたかに、これは共産党はどう言っているのでしょうか?などと聞かれたときに、答えるような場合――には必要かもしれませんが、このサイトでは、無理なのではないでしょうか?
私は、ここでの発言は、すべて個人の発言と思って読んでおります。そもそも、党大会決定や中央の公式見解をすべて理解している人はいないわけであり、理解しているつもりでも、各個人によって理解の仕方が異なるのが、人間というものでしょう。これは、私自身の主張。これは、確か、党も言ってたような気がする。これは、どうだったかなぁ…などといちいち確認していては、そもそも、発言そのものが成り立たなくなるのではないでしょうか。
まして、最高責任者である筈の不破氏は、現行綱領にある、「天皇制は…ブルジョア君主制の一種」であるという文言に反して、「天皇制は…君主制ではない」などと発言しているのですよ。どう思われます?
「これは、党の主張ではなく、私自身の主張です」なんて断っていませんよねぇ。いったい、どう言う立場の発言と受け取ればいいのでしょうか??
長壁さんの発言におかしいと思うところがあれば、異議申立てをすれば、それでよいのでないかと思います。長壁さんも、「異議があれば、おしっやって下さい」と言われておりましたし、間違っていると思われたら、素直に認めておられましたよ。確か、菅井さんに対しての投稿なんかだったと思いますが…。
もちろん、私は、長壁さんの意見のすべてに、賛同している訳ではありませんが、彼女の人間らしい感性には、共感できる部分も多いです。
北朝鮮バッシングの件なんかも、マスコミで、日本と北朝鮮の関係をそれなりにきちんと報道していたものは、私が見た限りでは、昨年の暮れだったでしょうか、TBSの関口宏の特別番組、一本だけです。その番組では、日本の朝鮮王妃暗殺事件の事まで扱っていました。閔妃暗殺事件(1895年・清国寄りだった閔妃を日本公使三浦梧楼は、指揮下の安達謙蔵・後の内相に王宮内で暗殺させた)の事だと思うのですが、地村さん達が帰ってきて丸一年も過ぎるというのに、たった一本ですよ。
もちろん、私は、TVウォッチャーではありませんので、他に、あったとすれば、その点は、失礼しますが、日本でいえば、今なら、美智子さんが殺されたようなものですよ。
このような現状は、圧倒的な北朝鮮非難の放送量と比べて、あまりにも公正さを欠くのではないかと考えるのが、素朴な感情ではないでしょうか。
誰も、金正日体制を支持している者はいないでしょう。人権侵害に内政干渉はない、と私は考えております。言うべきことは言わねばなりません。それは、どこの国に対してもです。アメリカであろうが中国であろうがです。
だからこそ、私達は、日本政府に対しても、人権を護り発展させる闘いをあらゆる所で行ってきたし、これからも続けなければならないと考えています。
そして、それは、第4の権力とまで呼ばれるマスコミに対してもきちんと守ってもらわなければならないことでもあります。
イラク戦争で、進軍していたときのFOXを初めとするアメリカマスコミは、いかに、自分たちの政権の都合のいいように、放送してきたか。どれだけ、9・11を利用してきたか。アメリカは軍産共同体と政権の一体化によって、いかに金儲けをしてきたか。帝国主義の一端が垣間見えた先日のサンデープロジェクトのような番組は、「アメリカではいっさい報道されない」とスタッフの方が言われていたことです。
ただ、それと同じことを、日本と北朝鮮の問題に感じ取る事こそ、人としての感性ではないでしょうか。北朝鮮擁護派などとひと括りに「レッテル張り」は、やめて欲しいと、ここに集う、多くの人は思っているのではないでしょうか。
地村さんの、「戦争の延長」が背景にある旨の発言を、マスコミは、そして、日本人は、重く受け止めるべきだと思います。それとも、地村さんを、「北朝鮮擁護派だ」などと、呼ぶのでしょうか。
そして、その一方での「日本政府は拉致問題の解決に対し消極的に感じる」旨の発言は、私に、残酷な政治利用を企てているのではないか、という疑念をさえ呼び醒ますのです。もちろん、現在でも、政治利用されているのだけれど、あと3~4年、つまり、反動小泉が憲法改悪にまで口にしたように、その時まで、引き延ばそうとでもでもしているのではないか、とも感じられるのです。
穿った見方であれば、それでいいのですが、反動勢力の悲願である憲法改悪には、最後に、国民投票が必要です。もし、拉致問題が解決の方向へと進み、国交正常化交渉が軌道に乗るようなことになれば、憲法改悪の口実がなくなり、少なくとも和らぎ、最も打撃を蒙るのは、憲法改悪を現実のものとして企てている小泉反動勢力ではないだろうか、と感じるのです。
彼らが、あらゆる手段を総動員している事を、甘く見てはいけない。憲法改悪には、最終的には、国民の支持を得ることが必要である以上、北朝鮮の「悪」がある程度、続いてもらう事が好都合、というよりも、続いてもらわなければ、彼らにとっては「困る」のです。
最後に、さつきさん。
あなたの想いは、私には、十分伝わっております。
川上さん。イラク戦争の
「ほんとうは私は彼等に紙とペンをさしあげたい…その2」
を楽しみに待っています。
そして、長壁さん。鋭い感性にも、ときどき、
水を上げてください。
お身体には気をつけて、御自愛下さい。
連帯を求めて、孤立を畏れず。
僅かではあっても、自分なりの流儀で、
自分たちの想いを、伝えていきたい。
あらためて、さざ波に集う皆さんに、
――連帯の気持ちをこめて――