少し前、長壁さんに対し創価学会員の方から投稿があったので、まだこのサイトを見る学会員の方もいるのではないかと思い投稿します。
今回の選挙で私の隣の選挙区に公明党の有力者が立候補します。
ところが、今街角に張りまくられているポスターには、確かに本人は一番上に鎮座しているのだが、何とその下には小泉純一郎と安倍晋三が続き、当の本人はいかにも気まずさそうな表情してポーズをとっているのです。
いくら選挙協力と言えこれでは政党選挙の原則を踏み外しはしないか、少なくとも「公明党の主体は何処に行ったのか」と疑いたくなります。
かつて創価学会の創成期にある集会に参加したことがあります、その頃かつての友人が「創価学会ってすごい」としきりに言い張るので覗いてみたのですが、2、30人任の参加者は若者ばかりで物凄い熱気とその真面目な討論にはビックリさせられました。
勿論それは吹き込まれた思い込みと「入信すれば病気が治る」等の歪んだものでしたが何かをやろうとする時のパワーを感じざるを得ませんでした。
その後「革新統一戦線」が樹立され東京や大阪に革新自治体が発足した頃、創価学会の青年部平和運動部会の活動には大量の本も出版され、共鳴するものも相当にありました。
しかし、その後次第に学会の平和に関する姿勢はただ池田大作に「ノーベル平和賞」を取らせるだけのものに変質し、今まだ続けられている「アンネ・フランク展」も次第に学会内部を対象にしたものに変わって来ています。
「政権与党の味は1回味わうと忘れられなくなる」とか言われますがこの間の有事法制、イラク特措法や労働法制、そして憲法改悪関連についての与党・公明党のぶざまな転向ぶりは悲しいと言うしかありません。
「創価学会よ、公明党よ、お前たちはどこに行くのか?」と問いたくなるのですが、今や創価学会の中枢を占めているだろう、かの若き平和運動部会の皆さんは今何を思い、選挙の後必ず実行される「自衛隊のイラク派兵」という戦後史を画するこの国の根本的変質について、どう責任を負うのかお聞きしたいと思うのです。
キリスト教各派、仏教会は全てと言わないまでも反戦ないし不戦を掲げている、大本教など戦前手痛い宗教弾圧を受けた宗派は積極的に反戦平和を掲げ活動している。
この厳しい状況下で創価学会は、公明党は一体何処に行くのか?
そのポスターのスローガンは「中小企業がこのままでは日本の未来はない」である、しかし中小企業を悪化させた自民党に連なり支えたのはどこなのか?
どこかで聞いた様なスローガンでもある「壊しておいて復興支援を求める」どこかの大国と同じなのだ。
これでは公明党・創価学会の未来もないのではないか?
創価学会と同じ中小企業と労働者に基盤を置く共産党も他山の石としておくべきだろう。
又仮に今度の総選挙で自民党か、民主党が圧倒的勝利を収めた場合、公明党は切り捨てられる運命にあるのは間違いない、その時はまた小沢・民主党に協力する?