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創価学会の「獅子身中の虫」二股作戦:新民主党への公然たる潜入

2003/10/22 とんび、40代、医療専門職

 いよいよ総選挙公示まで1週間となりました。マスコミでは、自公保連立vs新民主党(民主党+自由党)の2大新自由主義的「改革」推進勢力の争いが焦点となり、社民党は新民主党と選挙協力、共産党は早々と「野党宣言=敗戦宣言」という困った現状です。

 今回皆様にお伝えしたいのは、創価学会が「獅子身中の虫」二股作戦を取っていることです。ご存知のように、公明党にとって創価学会は単なる支持団体ではなく・創価学会「政治部」です。そして公明党の本音は、創価学会組織と池田大作名誉会長を守ることです。そのため、東京都の宗教法人認証当時は、旧社会党・共産党が支持した都知事時代も自由民主党が支持した時期でも知事「与党」となることに汲々としました。1993年の細川多党連立内閣(同党が参加)発足時には大臣名簿が公開される前に池田大作氏は公明党からの入閣を公言しそのとおりになりました。

 さらに、新進党結成時でも衆議院では新進党に参加し、参議院と地方では公明党という二股行動・政治組織温存でした。特に1995年のオウム真理教事件を発端とし宗教法人法が改正され創価学会が文部省管轄となると、国政与党となることを必死で追求求め、今日の連立政権となっています。例えば、新進党結成時でも衆議院では新進党に参加し、参議院と地方では公明党という二股行動・政治組織温存でした。特に1995年のオウム真理教事件を発端とし宗教法人法が改正され創価学会が文部省管轄の宗教法人となると、国政与党となることを追求し、今日の自公保連立政権となっています。そして、この春の統一地方選挙で公明党候補者全員当選・地方議員増員という「偉業」をなしとげ、創価学会は勢いづいています。公明党議員の行政等への「口利き」は貧困層の少なくない会員にとって「御利益」となり、結束を強めています。

 今回の新民主党の総選挙立候補予定者では、閣僚経験者(関東地方I県)や創価大学卒業を自慢する前職(首都圏)が、少なくとも旧(衆議院)公明党議員として明らかです。
 もちろん私は、議員の信教の自由は当然と思います。しかし、憲法20条からすると特定の宗教団体が母体となる政党が政権につくこと自体、大きな問題と思います。

 ちなみに、社民党、共産党、創価学会は実はそれぞれ危機をはらんでいます。社民党は辻元逮捕および国会議席喪失の危機、共産党は幹部の腐敗・綱領改正案論議の「中断」に見られる党員の求心力の低下・各地の地方選挙でのほとんど連敗の実態です。創価学会では池田名誉会長の重病(説)です。創価学会は、以前は本山(日蓮正宗)の信徒団体でしたが、池田氏の神格化(仏格化??)により、本山から組織ぐるみ破門され実は宗教団体としては大変な危機状態が続いています。2002年に創価学会は新会則を定め、日蓮正宗との関係を断絶し、池田氏を「ご本尊」並に扱うことを公式に明らかにしました。
 だからこそ、創価学会は政治的生き残りを図ろうとして必死なのです。この「獅子身中の虫」二股作戦もしくは「トロイの木馬」作戦は、危機にある創価学会の生き残りをかけた死にものぐるいの闘いです。本サイトでも、創価学会員の「熱意」をつたえる記事が見られますが、実は彼らは追いつめられています。したがって、あなどらず対応し、憲法上の信教・思想・良心の自由を今後とも守り、特定宗教団体の政権参加にノーをつきつける必要性があります。(ただ、そのような代案を、文面・行動でしめす政党がないことが、大変辛い。)