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政権政策の欠如と政策を共通する勢力の共闘の努力、党内論議の封殺こそ問われるべき:メンテフリー様(10.20)へ

2003/10/25 とんび、40代、医療専門職

 今週半ばにいよいよ総選挙公示です。
 そして、先日10.20にはメンテフリー様より、今回の選挙では「共産党の勝利が必要、それゆえ小異をおいて大同につくべき、さらに共産党批判は一時ひかえよ」を趣旨としたご提案がありました。メンテフリー様の誠実な意図は十分理解できます。
 しかし、今週からの選挙では次の3点を指摘したいと思います。

1)共産党は政権を担いうる政策を出していません。そのためか、党首(志位氏)自ら早々に(選挙前に)「野党宣言=敗戦宣言」した。
 負けるつもりでいる党と共闘したい政党・個人はいるでしょうか?

2)、1)の弱点を脇に置いても、政策の重要部分で共通する勢力との共闘を進める努力がなされていません。前回共闘して勝利に導いた人(例:川田悦子前議員)とも関係が切れている。少し古い話ですが、70年代の参議院選挙や都議会議員選挙では多くの県・選挙区で旧社会党・共産党が共闘しました。近くは、90年代前半までは参議院沖縄県で共闘がなされました。しかし、今回、そのような努力がみうけられません。共産党側の説明では、ギブアンドテークでないからだそうです。つまり党勢拡大につながらない選挙共闘はしたくない、というわけです。

3)議論の封殺は共産党中央からなされています。例えば、今回の選挙がその試金石ともなりうるのに、共産党綱領改正案についての党内論議は一方的に中止されました。

 以上の今総選挙での共産党側の問題点を上げたうえで、メンテフリー様の「共産党批判の一時停止論」を考えます。批判的意見の交換を止めると、組織が勢力を量的・質的に低下させることは多くの企業経営者や国民が実感しています(例:雪印事件、民医連の一連の不祥事)。

 せっかくですが、メンテフリー様のご意見は、あえて申せば、共産党員の方や有権者にとってあまりに失礼なご意見ではないでしょうか?