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革命について

2003/10/25 尚、30代、レントゲン技師

 いわゆる東側諸国が倒壊してこのかた、社会主義革命という言葉は嫌われているようです。しかし労働者階級執権という考え方が悪いという主張の多くは充分な論証がなされているようには思えません。
 国民全体が権力を把握するという事のどこが悪いのでしょう?何も一党独裁を敷けというのではなく、国民が権力を執る事は必要な事だと思います。
 生産手段の社会化は効率が悪いとよく言われますがそれも疑問です。
 戦後の財閥解体によって鉄鋼や造船といった基幹産業に一時的にしても大資本家が不在であったために、きわめて効率の良いスクラップアンドビルドができ(石炭産業に対する国家による叩き潰しなど)今の発展の一因と成った事を考えても「生産手段の社会化が悪い」という事にはならないと思います。
 個々の資本家が保有する生産手段がどれだけ保護しにくく、扱いにくいか?は今の銀行の中小企業に対する貸し渋りを見るだけでも明らかだと思います。「潰れるような所へは貸せない」訳です。
 帝国主義は資本主義の最後の段階とは良く言ったもので資本家階級の権力を労働者階級の手に取り上げるだけで(どうやって?かは別の問題ですが)多くの政策が可能になると言う訳です。
 少なくとも日本より遥かに貧富の差が大きいアメリカや大半の人間が貧しいヨーロッパのような未来しか帝国主義の未来がないので有れば「革命」が国民の選択肢に入る可能性は有ると思うのです。