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反戦集会に参加して

2003/10/29 天邪鬼、60代以上、自由業

 イラク自衛隊派兵、有事法成立、北朝鮮問題これらの問題が日本の未来をまったく暗黒にし、アジア諸国にも許されない犯罪を加えていくことになります。不安と怒りでわたしは居ても立ってもいられないこのごろでした。
 さざなみ通信に参加させてもらって反戦のことなどで一生懸命訴えてきたつもりですが自分自身は家の中に座ったきりで居るのが許せなくなってくるのです。しかしこの通信を目を凝らして見ても反戦行動の具体的な報告はない、ということは日本共産党がこの事態になっても大衆運動の先頭になることを避け口先だけでイラク戦争、イラク侵略反対を唱えているだけだということがつくづく解るのです。
 この党の動くのを待ってられるか。待っているあいだに自衛隊員はイラクを侵略し、イラク人を殺し、自分も死ぬのだ。日本共産党が戦前戦後を通じて戦争に反対したただ一つの党であるというのは、ここに来て真っ赤な嘘だということがわかります。反対するということは行動するということです。
 選挙には何万人も一つの会場に集められる党がイラク反戦のために何をしたのか。この情勢で持てる力をすべて振り絞って闘わねばならないときに、議員を何人送るかにのみ腐心する党になにを期待せよというのでしょうか。自衛隊のイラク派兵反対の戦いを党して選挙の票を何故と蝋としないのか。赤旗特派員が「10.25 World Actionワシントンでは十万人の集会をやっている」と伝えているが、そこには何の情熱もなく客観的にかいているだけです。「世界でイラク戦争反対のために2000万人が立ち上がった」と赤旗は書いたが、それでは自分達が何をしたかを書いていません。前にもわたしは書いたが日本共産党が本気でイラクへの自衛隊派兵に反対する気ならば中央委員会の指令で40万人や50万人が街頭に出てデモルのはまちがいないし、そうなればそれに呼応して100万の労働者市民が決起すると考えます。共産党員たちも何かをしなければならないと中央の指令を待っているのだ。
 実際、リストラ、首切り、賃金カット、、大不況でほとんどの人は爆発しそうになっているのだからイラクへの自衛隊派兵反対の大きな戦いがあればたちまちにして歴史的な、戦いの高揚期を迎えると思います。大衆闘争をやらない、何故なのか。わたしは日本共産党が大衆を恐れているように思います。怒りを解き放たれた大衆は日本共産党のコントロールを超えてしまうでしょうから眠らせてて置くのがよいと判断しているのではないでしょうか。
 だから日本共産党に期待などせず、何とかして戦争反対の行動をおこそうとしてインターネットの中で調べると「10.25 World ACTION」が見つかったので行くことにしたのです。これはアメリカの反戦団体A.N.S.W.E.R.(Act Now to Stop War & Rasium)が「米軍を直ちに撤退させよ」「イラク占領やめよ」「戦争でなく雇用、教育と医療福祉に国家資金を」をスローガンに10.25ワシントン大でもと全世界での連帯行動のよびかけに呼応した集会です。
 夜の6時から始まったのですが、約300人ぐらいが参加しました。各地総合しても1000人から2000人くらいだろうと想像すれば小さな集会ですがこの現実から出発しなければならないと考えました。年代別に見れば60年安保のわたしが最年長で、わたしだけだったようです。次は70年安保世代で55歳、30年前は怒れる若者達がこの年になっているなーと時代の速さに感じ入っていました。そしてすっぽり抜けているのは30から45歳くらいの年代で、そのあと20代の学生が4割ぐらい。飽食の年代が抜けているのです。20代の若者が中心になりシュプレヒコールの音頭を、を取るのですがドラムでリズムをロック調に取りながら”NO WAR! We hope Peace!”"Don't atack Iraque!”と叫ぶのです。合間に”イエィ”といれるのを、噴出さないように我慢して唱和しました。だがわたしはこの人たち若者こそが戦争の恐怖をひしひしと感じ、自分から立ち上がってきたのを思うとその健気さに打たれ目が潤むのは単に涙腺が衰えたせいではないと思います。・・・(文字化け)・・・万人の血の中にわたしは”NO WAR!”と声をかぎりに叫び腕を夜空に突き上げて、そのまま溶けていったのです。300にんの人々はかならずこの反戦の集会を大きくして自衛隊員を連れ戻すのだと誓ったことだろう。
 「明日では遅すぎる、今だ」 レーニン