>スローガンは「反戦」「民主主義」「護憲」「反グローバリズム」そして「市場主義反対」でなくてはならない。(反共宣伝なんて気にしない2003/10/11 暁行動隊隊員、50代、教員)
これらは政策目標としてはいいのですが、宣伝で直接使用して効果が上がるスローガンではないと思います。
「反戦」というスローガンにいかに強烈な思いを込めて市民に訴えようが、その「根拠」となる戦争の実態を知らない市民からは、永久に支持を取り付けることは不可能です。
これが、いままでデモ・宣伝が成功しなかった最大の原因でしょう。
田中真紀子の選挙区で、共産候補が「政治を変えるために皆さんとともに・・・」と演説していましたが、そんな「思い」・「大風呂敷の目標」だけで支持されるわけありません。
「アメリカ言いなりではいけません」ではなく、「劣化ウラン弾で放射能汚染されたイラクに自衛隊を送ってはダメ! 湾岸戦争症候群に罹った米兵は26万人もいるのです・・・」でしょう。
アメリカ言いなりの実相を伝えなければ、まったく意図が伝わらない。
国民が知らない、知るべき事実はいくらでもあるのです。宣伝で伝えるべきはそういうことなのです。