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あなたのいうように、「差別」の問題は厳然として存在すると思います。
但し、私の意見としては 大歩危さんの意見に賛成です。わずかではありますが、改善の方向に進んでいると考えます。
ただ、この問題は、今後数年間で簡単に解決する問題では無いと思います。
ところで、在日差別＝植民地支配が原因との論とお見受けしましたが、私は、この論には賛成できません。何故なら、「部落差別」「人種差別」の問題が植民地支配というキーワードでは全く解決しないからです。従って、差別の問題に対するアプローチは違った観点から行う必要があると思います。
ところで、jajaさんは、面前で行われた「差別」発言に対して、どのような論で挑まれました？
私は、「差別」の問題はねばり強くその人を説得する以外解決の道は無いと考えます。従って、眼前で行われる差別の現実に如何に瞬発的に反応できるか、その為に、人々を説得できる知識を武器として持つことだと思います。何故、そう思うか、それは「差別」はブーメランだからです。それは、形を変えて必ず自分に跳ね返ってくると思うからです。その為に、あなたの体験を語るのは有益なことだと思います。その稿を見ている方に、知恵の引き出しを与えることになります。
ひょっとして、差別発言を行う人自身が、差別される立場に（例えば部落出身者）あった、などということは無かったですか？
しかし、現実にはサッカーや芸能の分野で、韓国蔑視＝差別は改善されてきたと思いませんか。
確かに、年長者にはとんでも無い人間がいるのは事実ですが、若い世代に次代の風を感じてはいけないのでしょうか？ 自分の生きた６０，７０年の間、社会が何も進歩しないとすれば、こんな寂しいことは無いではないですか。
ここで、少し意見を。差別問題が語られる時、ネガティブな視点が多いんですが、もっと、ポジティブに論じられないか。誰かが、美空ひばりの歌を韓国の人が好む、という投稿があったと思うんですが、確か、美空ひばりは日本人と韓国人のハーフのはずです。都はるみもそうです。そして、何よりも（平岡正明という人が論じてたと思うんですが、）演歌は韓国歌謡の強い影響の基成立した「うた」だと思います。だから、日本人のこころの歌では無いと思います。もっと、混血した文化なんです。
昨今の沖縄音楽ブームも、興味深いです。沖縄のリズムは、日本唯一（アジア唯一）オフビートだと思います。そして、それはアジアさえ飛び越してアフリカに直接つながると思います。
そして、おじさん達にはさっぱり解らない、最近の歌。ウタダヒカルやスマップや。あれは、７０年代の黒人ソウルミュージックの完全なコピーです。
今や、世界のポップスの主流はマイノリティであるアフリカ系アメリカ人の音楽です。
そして、勿論ビートルズがいます。リバプールの貧困家庭の出身の４人がアイドルとしたのは、同じ白人では無く、リトルリチャードなど、黒人のロックスターなんです。
日本でも、歌舞伎や落語の役者は、非人という都市に於ける被差別民なんですから。
在日による文学、映画も優れた作品が輩出されています。
そして、本当に世界を変える力がアートの分野にあるとしたら、世界は確実に変化しつつあるのでは無いですか？我々の回りにある、相当な物がマイノリティの世界に育まれたものだとしたら、世界の見方が変わりませんか？
最後に、「一部の不心得者」の発言がありましたが、私は、差別する人は「一部の不心得者」だと思います。もし、１０人の内、９人がレイシスト（人種差別主義者）の世界が仮に存在したとしても、この９人は、「一部の不心得者」なんだと思います。