共産党がフジTVを「拉致問題」特集番組に関して提訴したとの事。自分の「敵」に
対しては口汚く罵ることを生業とする共産党が、いざ自分が批判されるとすぐ逆ギレ
してしまうのは、昔からの性癖だが、最近はどの選挙どの選挙でも得票を激減させて
いるのに反比例するかのように、幹部連中の「名誉」欲は異常に肥大化し、いささか
濫訴の観がある。
この程度で名誉毀損となるなら、共産党はこれまで自分が批判してきた相手からも
名誉毀損で訴えられ、損害賠償数億円を支払わなければならなくなるのではないか。
また、もし、党勢が大きくなり、政権を担うようなことになれば(もちろんその可能
性は皆無だが)、批判されること、今の比ではなくなる。そのたびに相手を提訴して
いては、裁判所の処理能力を圧迫し、真に人権や権利の救済を求める他の人々にしわ
寄せがきかねない。共産党は、本当に社会の迷惑的政党である。
最近の共産党は、党幹部連中の、ウソと虚構のうえに成り立ち、そして共産党内で
しか通用しない「名誉」や「権威」、「体面」をいかに保つかを最大の目標として動
いている。不破氏や志位氏のVIP気取りは実に気色が悪い。
党の名誉は法廷ではなく、日ごろの党活動で労働者、国民の中で実践によって示し
て頂きたい。