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共産党の「名誉」とは?

2003/10/6 佐々木小次郎、40代、自由業

 共産党がフジTVを「拉致問題」特集番組に関して提訴したとの事。自分の「敵」に 対しては口汚く罵ることを生業とする共産党が、いざ自分が批判されるとすぐ逆ギレ してしまうのは、昔からの性癖だが、最近はどの選挙どの選挙でも得票を激減させて いるのに反比例するかのように、幹部連中の「名誉」欲は異常に肥大化し、いささか 濫訴の観がある。
 この程度で名誉毀損となるなら、共産党はこれまで自分が批判してきた相手からも 名誉毀損で訴えられ、損害賠償数億円を支払わなければならなくなるのではないか。 また、もし、党勢が大きくなり、政権を担うようなことになれば(もちろんその可能 性は皆無だが)、批判されること、今の比ではなくなる。そのたびに相手を提訴して いては、裁判所の処理能力を圧迫し、真に人権や権利の救済を求める他の人々にしわ 寄せがきかねない。共産党は、本当に社会の迷惑的政党である。
 最近の共産党は、党幹部連中の、ウソと虚構のうえに成り立ち、そして共産党内で しか通用しない「名誉」や「権威」、「体面」をいかに保つかを最大の目標として動 いている。不破氏や志位氏のVIP気取りは実に気色が悪い。
 党の名誉は法廷ではなく、日ごろの党活動で労働者、国民の中で実践によって示し て頂きたい。