率直なお話、本当に有り難うございました。
やっとと言うか共産党員さんの悩み、全労連組合員さんの苦闘をお教え頂いたと思い嬉しく思います。
でもそれは極当たり前の事、本当はほんの一寸した事なんですね。
私が小さい頃、祖父が盛んに共産党を批判しているのを耳にしていました、その殆どが時の政権党の言う事の受け売りでしたが、それでもそれを聞き「共産党の人は大変だろうな」といつも思っていました。
それから云10年、自分が大人になり中年になって今、共産党のこのところの活動状況を見ると、やはりこの党は必要な「ほんの一歩」踏み出す事を恐れた為に、今日の「体たらく」を招いてしまったのではないかと思うようになりました。
よく危機の時代には、情勢は急激に、劇的に変化すると言います。
情勢をただ座視していただけでは何も進まないし、遅れをとるだけです。
イラク情勢の事で言えば、情勢はブッシュの思惑にお構いなしにどんどん進んでいる、小泉だって内心「失敗したな」と思っている。だから「選挙で負けたらどうしょう」と悩んで、与党の誰も言わないのに「負けたら退陣する」とまで伏線引いてしまった、彼も自信がない、イラクの戦士達の闘いと頑張りに圧倒され不安なんです。
はっきり言って今度の選挙で共産党が予想外に頑張って、今の議席を倍にしたって、自衛隊はイラクに行かされてしまう。
でも、もし共産党や全労連さんの働きかけで、自衛隊の隊内に複数あるいは片手でもいい「イラクに俺は行かない」と言い切る自衛官が出たら、情勢は一挙に変わる可能性がある。
トルコなど有力国が「イラクに派兵はしない」と言い切りだしている、国連がイラクから引き揚げざるを得ない情勢にある。
共産党がまた全労連の方が選挙以上に、自衛隊のイラク派兵反対、派遣阻止の闘いに取り組み、反戦自衛官を新たに生み出すことが出来たらこの世の中は一気に変わる、閉塞感は瞬時に解消してしまいます。
職がなく、あっても自給700円で我慢して何も言えずにいた若者達が大きな声をだし、年金やリストラに不安と不満を抱いている中堅サラリーマンも黙っておれなくなり、怒りが世の中に噴出します。
そしたら世の中は変わる、変えることが出来るのです。
頑張れない共産党員さん、貴方は小なりと言えど「権力」を握っている、貴重な恵まれた地位をお持ちの方です。
職場でも地域でもドンドン発言し、組合員に働きかけ、党員にもう一歩踏み出す様に言えばいい、既に元気のいい若者が二人も発見されているではありませんか!
可能性は幾らでもある、貴方がほんの一歩を踏み出すだけで情勢は変わるのです。
天邪鬼さんが参加された反戦集会は、音声入りのインターネットで見ると全労連さんが行なっている「昔風のくたびれたデモ」とは違っているようですね。
ラップのリズムに乗り、言いたい事をシュピレフコールにしてドン何処ドンドン、元気よく歩き走り回っている、様々のあっと驚くようなグッズも開発されている、若者が参加しやすい工夫がある。
幾ら全労連さんでもかつての「動員方式」では人は集まらないし、折角参加しても面白くなければ、疲れるだけで参加者は減っていくだけです。
日本のデモや集会に人が集まらないと嘆くより、ソウルやワシントン、ロンドンのデモに徹底的に学べばいいのです。
海外のデモの中心はやはり労働者です、突然闘う人々が出現したのではないのです、主催者も努力するし参加者も精一杯頑張ってそしてデモを楽しんで参加している。
労働者が一番力を発揮できるのは、仲間との繋がりと団結した時だと思います。指示や命令で労働者は動かない、そのために工夫しましょう、そろそろ小さな一歩でもいい踏み出そうではありませんか!