社民党の土井党首が選挙惨敗の責任を取って辞任を表明しましたが、選挙結果から当然であろう。然るに社民党と同様に惨敗した共産党指導部は相変わらず主張は正しかったといって責任をとろうとしません。主張が正しかったかどうかは国民が判断するもので選挙結果がその判断です。
責任ということについて共産党の論文にこんなのがある。「第二次大戦で敗北した日、独、伊の3国の最高指導者について自決したヒトラーと銃殺されたムッソリーニについてはそれで敗戦の責任を完全に取ったことにはならないがそれなりのけじめと責任を取ったと評価してるがそれに引き換え何の処罰も受けず終生天皇の地位にとどまった昭和天皇については何の戦争責任も取ってないと厳しく非難していた。」選挙は戦争と違うから敗北の責任といっても自決だ。銃殺だ。にはならないが責任を取らなければならないことはいっしょだ。わかりやすい責任の取り方は責任者の辞任である。天皇の戦争責任や大企業の社会的責任については声を大にして主張していて自分たちの政治的責任は知らん顔で一般党員からも指導部の選挙敗北の責任を問う声も出ない共産党を見て一般国民は共産党に違和感を覚えますます支持が減るだろう。共産党指導部がこのまま選挙敗北の責任を取らないなら自分たちが非難してきた昭和天皇と同じである。