角田さん、こんにちは。党員の方ですか?正直申し上げて、党員が角田さんのようなお考えの方ばかりだと、角田さんの言われる「道義」は達成されません。
まず、「選挙戦術」というより、その道義・理念を実現する戦術を先に示しますと、
1.勝てない小選挙区で候補を立てない。つまり、ほぼ全ての選挙区で擁立しない。
2.社民・無所属との統一候補を立てる。
3.民主と政策協定を結び、少なくとも護憲を勝ち取る。
>自民党・民主党などを政策的に支持できないから独自候補を立てるという道義的意味だけでなく、比例選挙を攻勢的に戦うという意味もあります。
上記1を実行するだけで、共産党は変わったな、と有権者に思われ、獲得票が増えます。3(と2)を実行すれば、護憲などが達成されます。支持できないなら民主を縛るのです。独自候補を立てることで道義が実現されません。党が自己改革しなければ、という前提でです。
独自候補を立てず、その分浮いた金を宣伝費に回して、攻勢的に戦いましょう。また共産党の選挙運動イコール政策宣伝ですから、そんなことは普段の活動で十分、という位でなければならないのではないですか?
それから、党は音による宣伝を重視してるようですが、立ち止まって屋外で聞いてもらわない限り、聞き取ることさえできないのですよ。意味がありますか? さらにいえば、共産党の演説に聞く耳持たず、という大多数の有権者にアピールできますか?
だから私は「目に訴える」宣伝、「一瞬」でもそれを見れば政策を支持してくれる「判断材料」となる「有権者の知らない具体的事実」の簡潔明瞭な提示、を重要視するよう提案します。
この一番いい例は、「イラク」と「放射能兵器(劣化ウラン弾)」という言葉の組み合わせでしょう。これを訴えることでイラク戦争の実相をリアルに描写でき、イラク派兵阻止の政策に賛同してもらえるでしょう。そして同時に、戦争の悲惨さが分かることで初めて、護憲の重要性にも賛同してくれるのではないですか。
憲法ポスターではなく、イラク派兵阻止のポスターが真っ先に必要なのです。それに「憲法9条改悪は許しません」はないでしょう。理念・政策目標だけを提示しても誰も支持などしてくれないのです。
ついでに、「国民が主人公の政治」。究極の正しい理念に違いないから素直に表現したいのでしょう、理論・理念政党だから。アホバカ正直もいい加減にしてくれ。
どうして国民・相手・受け手の側の視点に立って言葉を紡ぐ・発することができないのか? 共産党のバカの核心の一つです。
ちなみに、低所得者でも消費税が上がってもかまわない、という人もいるのですよ。痛み(増税に反対する「理由」)が実感できないからでしょう。そういう人にあのポスターが効きますか?私なら「(与党)大企業減税のため消費税増税へ」(判断材料)くらいにしますが。増税反対(政策目標)は小文字で書き添えるだけいいのです。
>市議選落選という痛みを乗り越えて立候補を引き受けたという点で、私はこの女性候補に敬意を表します。
共産党員は役者ではないですよ。理念を実現する観点から、痛みを乗り越えられようが、何の価値もないと思います。イラク戦争で苦しむ・痛む人々をなくすことに反する実践はごめん被ります。
党員の方でしたら、いますぐイラク派兵阻止闘争を開始していただけないでしょうか。どうかお願いいたします。コストのかからない、かつ有効な方法として、今掲示してある無意味なポスターをはがし、その裏に反戦アピールを書かれることを提案します。
特に、劣化ウラン告発をしましょう。政府は国民がこのことを知らないことに胡坐をかいて、イラク派兵を強行しようとしているのです。政府は自衛隊員を劣化ウランで見殺しにする、このことが国民に知れ渡れば、派兵は止められるでしょう。
共産党がこのままだんまりを決め込むことは、犯罪です。