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総選挙惨敗と責任論

2003/11/18 無党派常識人、40代、会社員

総選挙の惨敗の結果、社民党党首が辞任に追いこまれた。当たり前、当然の結果だ。本来は、秘書の逮捕時にケジメをつけるべきだった。遅きに失した感がある。これで非常に可能性が少ないが、同党の立ち直りの一縷の望みは残った。

それに対して共産党はどうしようもない。市田書記局長の談話は「選挙戦の教訓しっかり総括し今後の闘いに生かすのが、最もふさわしい責任の果し方」と相変わらず、耳を疑いたくなるようなのコメント。普通、これが唯一許されるのは一回目だけだ。4連続惨敗で良くも言えたものだ。前回から責任を果した結果が惨敗なのだ。負けつづけて、どう責任をとると言えるのか?

企業に例えば一回の赤字は、再挑戦を許される。2期連続赤字なら、経営者は株主から追放される。4期連続なら何を言わんやだ。要するに共産党には、株主にあたる「チェック機能」が存在しない。従って、非民主的独裁が継続する構造的欠陥をもっている。自分で自分の責任を決められる、こんな都合の良い組織は「共産党」以外にはない。

結果はどうなるか明瞭。つまり、組織の「活力」をとことん奪っていくことになる。学生/市民運動/学者労働組合等々どんどん離れていく。参議院選の結果まで見えるようだ。もし、共産党が生まれ変わることができるとしたら、まず、3役の辞任が絶対条件。次に責任論を明確にした運営に変えること。変えたことを広く公開すること。これなしに、生まれ変わりは考えられない。最後にもう一言いたい。もう少し、民間の知恵を学んでいただきたい。特に、責任と権限、交代のル-ル等々について。