サブタイトル・・・「年金改革でアピ-ルしよう」
昨今、年金について語られない日がないくらい国民的議題になっている。「弱者に
優しい」共産党をアピ-ルする絶好のチャンス到来である。
私が思うに年金改革案は大きく分けて4つあると考えている。
順に挙げると・・・
1、年金受給者の受給額を引き下げる。
2、現役の社会保険料を引き上げる。
3、消費税アップ又は福祉目的税の創設
4、出生率アップ政策の促進
さらに長所(以下、長)・短所(以下、短)をそれぞれ挙げると・・・
1の案(長)4つの案の中で最も財政改善効果が見込める。
(短)政府の政策に対する信頼度が落ちる。
はっきり言って「徳政令年金版」である。
2の案(長)お年寄(年金受給者)には最も優しい案である。
(短)20代~30代の若者にはきつい案である。
出生率低下促進の恐れも強い。
3の案(長)現役世代(特に若手サラリ-マン)の負担軽減になる。社会保険料は 必ず徴収されるが税負担なら切り詰めてある程度「倹約」できるからである。
(短)貯えの少ないお年寄にはつらい案である。
4の案(長)現在の年金システムを維持するなら最も自然な案である。若者・お年 寄共に負担が軽減出来る。
(短)効果があらわれるまで時間がかかってしまう。
といったところになるだろうか。
自民党は1と2の案の組み合わせ、民主党は3の案をそれぞれ中心に国民に提案し
ている。
さて共産党はというと相変わらず「軍事費削って、年金積立金を取り崩すべし」と
いった論調だが残念ながら「抜本的な対策」になっていない。年金積立金には限りが
あるし北朝鮮問題やアルカイダのテロの脅威が増すなかで多数の国民が軍事費削減に
賛成するとは考えにくいからである。
私の個人的な願望だが共産党には「4と3の案の組み合わせ」で自民・民主に対抗
してもらいたいと思っている。なぜなら1の案は政府の約束事を信じなくなる者が増
えるし2の案では出生率がさらに下がってしまい日本全体が衰退しかねないそれぞれ
危険度が高い政策だからだ。
貯えの少ないお年寄に配慮しつつ(生活保護を受けている者は証明書を提示して福
祉目的税分を免除する)国民全体で「広く、薄く負担を分かち合ってしのぎつつ、若
年人口を増やして正常化を図るのが「自然で抜本的な年金改革」と考えるがいかがだ
ろうか?
それとも「生めよ増やせよ運動」でダメですか?
P、S・・・「短期で老いも若きもハッピ-になる」年金政策は「無い」事を国民は 肌で知っている。共産党は真剣に考えて無党派や保守層に食い込んでほしいものだ。 重ねて言うが年金問題は劣勢を挽回出来る大きなチャンスになりうると言う事を認識 すべきだ。