僕が大学に入学した時点では、紺野与次郎、春日正一、津川武一とか確か衆議院で4人しかいませんでしたね。参議院でも野坂参蔵、宮本賢治とか数人でした。それでも知識人の間ではまだ隠然たる影響力を持っていたし、学生運動でも多数派でした。現在は、そのような知識人の間での知的影響力もなくなっているようです。それでも共産党はある一定の政治勢力として存在していなければなりません。大学での自治が決定的に崩壊しつつあり、教育の破壊が進行している中ではやはり共産党の存在は貴重です。確かに、望むべき政治力を発揮してはいませんが。つまりは議会主義的傾斜が強すぎて個々の現場の課題を戦い抜くことができていません。今、ダメな共産党でも日本の民主主義の存続のために必要なのです。ここで、批判的に励ましてぜひとも少しは大衆運動場面で復活せんことを切に希望いたします。無駄な論争との考えもあるでしょうけど、また打撃的なネットでの論争もあるでしょうけど、それでも共産党は必要だとの最低限の認識を一致させたいものです。