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情けない「総選挙の結果について」

2003/11/11 クオリア、60代以上、無職(労働者)

2003年の選挙結果が出た。そして、例によって、党・中央委員会常任幹部会の「総選挙の結果について」の発表。
一読して、何ともお粗末で情のない、唖然とさせられる代物である。2003年4月の「道府県議選結果」と同様、結果に対する言い訳に終始して、真の敗因が故意に棚上げされ、無反省極まりない。我田引水、堅白同異の代物である。
一体これで、寝食を忘れて闘った党員・支持者が納得出来るとでも思っているのだろうか?
別荘を持ち、わけの判らない「論文」を売りつけ、党の頂点に胡座をかき、われ関せずの厚顔無恥なる党首を戴く不幸は、党員・支持者の不幸である。選挙の敗北の原因は、一にも二にも、党首・中央委員会にある。現状認識の誤り、路線・指導の誤り、加えて尚、結果責任をとろうとしない。勝利の展望さえない。末期的症状を呈している。社会民主主義者ならいざ知らず、ブルジョア社会でも通用しない振舞いである。阪神タイガースの星野仙一氏にも学ぶべきである。恥を知る人間は強い。勇将のもとに弱卒なし。敗軍の将兵を語らず。これは真理である。今回の選挙結果に見る最大の問題は、与党と民主党で97・5%を占めたということです。
これによって日本の将来が、益々危険な無間地獄へ向かっていることを知るべきである。プロレタリア・ヒューマニズムを標榜する前に、党は、財政と人事を徹底的に民主的に行うべきである。
それが党内民主主義を確立する礎でもあり、この党のために、己の一生を捧げても悔いなしの気概を生む。
論語の言葉のなかに、温良恭倹譲(おんりょうきょうけんじょう)という言葉があります。つまり、穏やかで、素直で、うやうやしく、つつましく、控えめなことを云います。党指導部には、この点が欠落しているようだ。保守二大政党に振り回されるのではなく、「護憲・革新」による統一戦線を確立できる三極の保塁を構築することが、いま最も緊急且つ重要な課題であります。
最近、党内で、革命と云う言葉が少なくなっています。革命はもとは、天命が革(あらた)まること。中国では古来、天下を治めるのは天であり、天の命によって、天子(帝王)が選ばれて治世にあたると考えられてきた。しかし、日本では明治初期になって、革命はレポリューションの訳語に当てはめられて、被支配階級が支配階級から国家権力を奪い、国家の基礎を変革すること、または、ある状態が急激に発展・変動することを革命と云うようになった。
この革命こそが、党の命であり、精神であり、党の終局の事業であることが忘れられ、軽視されているようだ。故に、原則が歪められ、筆坂問題のような、破廉恥で、腐敗・堕落したことが起こる素地がある。革命的警戒心さえ希薄に感じられる。
「言葉は思想」である。今回の「総選挙の結果について」を読んで憤懣やるかたなく、日頃から縷々感じていた事を、腹蔵なく申し上げた。ご意見・ご批判があればお聞かせ頂ければ幸甚に思います。