総選挙については多くの投稿があるので、私は同日行われた兵庫県南光町の「作用
郡合併についての住民投票」について述べる。
11日「赤旗」によると、「合併する」1975票「合併しない」1102票で投票率81.85%とあ
る。同日選で投票率が大幅に上がったことから概ね民意を反映しているものと思われ
る。
山田兼三と言えば言うまでもなく「党員首長のモデル」であり、その独特な施策は一
般マスコミでも取り上げられるものである。
その南光町をしても「合併やむなし」が多数を占める事は町長は深く受け止めるべき
である。勿論「合併賛成」が山田町政の批判では無い事は言うまでもない。
「赤旗」は「賛成派は合併のメリットを示さず『取り残される』と不安をあおる宣伝
を繰り返しました。」とあるが、これこそ「2大政党をあおる中で党の主張が浸透でき
なかった」と言う総選挙での党幹部のコメントと瓜2つである。住民はそれ程馬鹿で
はない。
私の住むX市は中核市で、隣の3つの町から事実上の「編入合併」を求められている。
「嫁入り先」のX市は言いたい放題である。具体的なことは言えないが、X市が合併成
立した時に「支所」を旧町村毎に設置したのでA町のB支所などは廃止されるだろう。
それでも3つの町の住民が「合併」を望むのは、X市に通勤し、買い物に行くなど事実
上X市の生活圏に入っている。この際財政の安定している(本当はそうとも言えない
が)X市に頼りたいと言うのが本音ではないか?
南光町を含む作用郡の場合「新設合併」であり(実際は郡の真ん中で人口の多い作用
町が軸になるが)X市と事情が異なるが、住民も合併の必要性を認めたのではないか。
山田兼三町長はリコールされる前に、住民投票に従い合併に進めるべきである。
それとも山田氏が新「作用」市長になれない事を、共産党は恐れているのか?