3日に各新聞社の衆院選世論調査が発表された。予想通りというか、自民・民主は議席増加、公明は現状維持、共産・社民・保守は半減というものである。各党別の予想議席数は、自民党で250~260、民主党で160~170、公明党で30~35である・この3党で440~465であるので、残りは15~40議席となり、これを無所属を含めて社共・保守の3党で争うことになる。従ってここから予想される共産党の予想議席は、10~15議席前後で、投票率如何ではひと桁の可能性もある。世論調査とはいえ、決して安穏としていられない状況である。
この状況下で、きっと3日付け赤旗はさぞや悲壮感が漂う記事や最後の頑張りを鼓舞する記事ばかりと思って開いたが、その内容にはまあ呆れた。不破議長の著作の書評が中国誌に掲載された記事が大きく載っていたが、こんなの選挙に何の関係がある? 選挙が終わってからでも十分間に合うものである。まして田中長野県知事の民主党応援への批判や、世論調査のやり方への批判記事は八つ当たり、負け惜しみとしかいいようがない。こんな記事を読んで、1人でも多く支持を獲得しようと元気が出ると思うか。何故苦しい状況を乗り越えて、党員・支持者は他党を圧倒する運動量をと言えないのだろうか。
今肝心なのは党員、支持者を元気づける記事である。選挙日までの赤旗はこういう記事で埋めてもらいたい。