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劣化ウラン弾の事実

2003/11/4 jaja、50代、工場労働者

 大歩危さんを始め、劣化ウラン段の放射性兵器としての危険性を認めたがらない人 にぜひ見てもらいたい番組が9月28日にテレビ朝日・サンデープロジェクト「検証! アメリカの戦争1」で放映されていたことを友人から知らされました。
 ビデオCDを見せてもらいましたが,戦慄するばかりの事実です。
 計測機器で測定してその危険性もきちんと示したのに、米軍や日本政府はその事実 をいまだに認めようとしないし,他のマスコミでも報道しないようです。
 きっとアメリカ政府が認めないから事実ではないということでしょう。事実の認識 は時の権力者が認めることではないし、
マスコミが認めることでもないでしょう。
 もちろん個人がそういう中で事実をきちんと把握するのは大変ですが,その感性を 研ぎ澄ます努力はしたいものです。このビデオを回覧する運動をしている人たちがい るので希望すればきっと見ることができます。
 冒頭のナレーションは大体つぎのようでした。

 「イラク戦争でアメリカが使用したある秘密兵器があった。『小さな核兵器』と 呼ばれる核のゴミから作られた最強の対戦車兵器、劣化ウラン弾だ。アメリカが劣化 ウラン弾を使用した湾岸戦争以後,使用された地域では住民のガンや奇病が急増した。 しかし,健康に異常をきたしたのは,住民だけではなかった。米軍兵士たちにも ガンや奇病が続出。アメリカ政府に怒り,告発する米兵たち。それでも劣化ウラン弾 が安全だと主張し、使用しつづけるアメリカ政府。
 さらにアメリカは,劣化ウラン弾の危険性を警告するマニュアルまで作っていなが ら,それを握りつぶし,封印していた。アメリカは敵だけでなく,自軍の兵士に対し ても劣化ウラン弾の危険性に気づいていたのだ。」

 侵略戦争をする帝国主義はもっとも腐敗した姿をさらすといいますが,自軍を放射 能に汚染させてもそれが一般の兵士なら平気というわけです。労働者,農民出身の兵 士はいくらでも使い捨てにする、腐りきった社会を今こそひっくり返す必要があると 思う。