京都の自治労連組合員さま。
いつかは失礼いたしました。それにしても、あなたという方は、タイムリーに、わたしが無視できないような発言をされるのですね。
前回もそうでした。
あなたは、どうやら、赤旗はお読みではないとお見受けしましたが、正論をお読みになり、正論でとりあげた朝日・毎日の記事(ここで、正論の洗浄化がおこなわれている)を盲信し、朝日・毎日でさえ、民主党の増税マニフェストを評価している。なのに、共産党は相変わらず、「消費税増税反対である」と、批判的です。
あなたは、一体、なにを拠り所にものを考えていらっしゃるのでしょうか。あなたの考えは正論ですか? 正論プラス一般メディアですか。ならば、それで善いではないですか。
何ゆえ、ここさざ波で、話題にするのでしょうか。いえいえ、そこがあなたの誠実さなのでしょうね。ごめんなさい。
共産党関連の方の中には、本当に、自分で思考するということが苦手なように、養成されていらっしゃるのでしょうか。過去の共産党との関わりを一途に信じ込み、その後の情勢が変わり、共産党も説明もせず、多少方針を変えた場合、大変ですね。そんな時、明快な切り口の雑誌に魅了され、そうはいっても、共産党とあまりに乖離があると、不安になる。こんなとこなのでしょうか。
私は、メディアのプロパガンダは最初から批判しており、今の世論誘導はますます、露骨になってきていると実感しています。愛読している朝日社説で、民主党の修正有事法案を賛美し、アフガニスタン攻撃を容認した朝日です。
あなたは、私のそんな怒りに満ちた原稿を、異論として、気にもされなかったのでしょうね。ですから、拉致問題でもまた、世論と共産党の乖離のなかで、悩み、新聞等メディアに答えを見出そうと必死だったのでしょうね。この件は解決したのでしょうか。
さて、わたしが述べたかったことは、正論でも、朝日でも、或いは、赤旗でもいいのですが、先ず、ご自分の頭で、読み取り、考えていただきたいということです。年金問題でも、戦費調達費用でも、占領戦争でも、あなたが、考えて、どうなのかということです。
最近ですが、朝日愛読の私は、新聞を読むたびに、腹立たしいことばかりです。国民をバカにしきっているからです。年金問題ひとつとっても、10代の読者に「少子高齢化では増税やむなし」という論調にもっていかせます。年金積み立て金の悪用で、6兆円の赤字など、何の追求もされず、まるで、昨日、今日少子・高齢化になったような言い草です。
この間の消費税がそっくり、大企業減税の額とイコールであることなど、一切隠蔽です。10兆、20兆の今後の戦費として、消費税とさらなる福祉切捨てがなされること、また、90万円の労働者の身売りなど一切、かきません。
赤旗に書いてあるからというわけではないですが、共産党がチラシにかいていることは、消費税増税がいかにまやかしであるかということだとおもいます。5兆の軍事費、あと、一兆の上乗せをやるそうですし、米国の戦争に応じて、無限に資金を調達する構えの自公民です。国内の公共事業は勿論のこと、今日までの自民党政府の失政をいよいよ、戦争公共事業でごまかすというところまで、きているのです。
なによりも、80の比例削減をいうなら、憲法違反の何百億という政党助成金を廃止でしょう。
一つ一つ、検証してみてください。正論がおかしいのか、朝日・毎日がどの視点からかいているのか、ご自分の頭で、判断してください。赤旗が単なる、たわごとだと思うなら、どうしてそう思うのか。根拠を分析してみてください。
産経は勿論のこと、朝日・毎日からすべてのメディアは企業よりですよ。とくに最近は一層、露骨です。わたしは、今回、最後の選挙向けプロパガンダメディアに批判の投書をしたのですが、朝日は例のごとく無視。「金曜日」は本誌批判したのにも関わらず、掲載してくれました。一字一句訂正せずに。もっとも、朝日は私が投書すると、わたしのものは絶対載せない代わりに、少しやわな私の主張と似たものがのります。
日本を覆うファシズムメディアにおぼれない方法を、どうか、早急にみにつけてください。