24日の「しんぶん・アカハタ」にも載せられているが23日、日比谷公会堂での「子どもは国のためにあるじんやない!教育基本法改悪反対!」の集会に参加してきた。
当然教育労働者が中心で、また首都圏の人々が多かったと思うが久々の熱気と笑いに包まれた集会で、大いにもりあがりを見せた。
正直、教育労働者はこの間徹底的な攻撃を受け苦闘してきた、特に東京都は石原慎太郎の「暴政」によって追い詰められている。
卒業式や入学式での日の丸の正面掲揚や、君が代のピアノ伴奏まで押し付けられ、自衛隊のイラク派兵の本格化と併せ、そら恐ろしささえ感じさせられていたし、その上、日教組や全教もやや腰が引け受身、一体どうなる事か、今回の集会の主催者では「1000人も集まればいいのではないか」との声も上がっていたらしい。
ところがである、闘う労働者はそう簡単には負けない、「俺たちは闘う、そうやられてばかりでいるものか」、「不条理には徹底的に頑張る」、「俺たちの後ろには可愛い子供達がいるではないか!こんなところで負けてたまるか!」、会場の前の方にいて後ろからのそんな熱気で逆に勇気づけられてしまった。
会場は1000人はおろか1階も2階も超満員、ロビーにも、外にも人であふれて収容しきれない熱気なのだ、(だからトイレ行けない人もいた)公式発表で4000人、デモパレードでの非公式発表は5000人、とうとう街宣車40数台で押しかけようとした右翼の連中には、指ひとつ触れさせる事なく集会もデモも高揚した雰囲気の中で終始したのである。
メイン・ゲストの大内裕和、三宅晶子、高橋哲哉、そして小森陽一の4人は持ち時間が少なくて持論を述べるまで行かなかったが、各地で闘っている高校生や市民教育労働者たちの「しゃべり場」としての発表はすばらしく、色々と参考になり良かったし、司会も勤めた「ザ・ニュースペーパー」のコントは面白おかしく、的をついたもので久々にお腹の中から笑い転げた人たちもいたのではないだろうか?
「闘い」とはやはり闘う人々の団結と団結を強めると共に面白く楽しいものでなくてはならない、しょげ返った集会やデモを何回やっても勝利を得ることは出来ない、この事をより強く感じさせられた集会でありデモ・パレードだったと思う。
偽者のコイズミさん、偽者の日比谷に住まいされるらしい高貴なお二人さん、楽しさをありがとう!
「教育基本法改悪は何が何でも阻止したい」と改めて決意させていただきました。