匿名性の高いメディアでの「議論」は不毛です。編集部の方々はこのHPで「役職についていない党員で、労働者階級に属している」ことを「明かし」ていますが、極論を申しますと、それも嘘かもしれないと疑ってかからなくてはなりません。これはネット上でのやりとりの多くに当てはまることだと思いますが、どうでしょう。
断っておきますが、私は、あなた方が実在する党員であるという前提で、書きます。
ちなみに私は顔も本名も知らない人物にメッセージを送るのは最近までやりませんでした。会ったことのない人にメッセージを送ったことはありますが、何者であるかが確認可能な範囲でのことです。このHPに投稿する方々の多くは、おそらくこの様な形態のやりとりに慣れておられると思います。だから、相手が何者であろうと大した問題ではないと思っておられるだろうと思います。
しかし、いるかいないかも確認できない相手が言っていることを意見として受け入れることができますか。党員を名乗っている相手が実は非党員かもしれないのです。正体不明の人物が書いていることが、本当にその書き手の意見なのか?私はそこまで疑ってしまうのですが、変ですか?
以下引用
もちろん、実名を名乗っているわけではありませんので、中央委 員会が直接われわれに回答することは期待しておりませんが、こ のような異論の存在を知ることは中央にとっても有意義であるだ ろうし、また、われわれの主要な目的はここでの議論が党内での 討論の材料になることですので、そのかぎりでは、こうした表現 手段は有効であると考えています。
「このような異論の存在を知ることは中央にとっても有意義だろうし」とありますが、中央としても「このような異論」が果たして党内からのものなのか、あるいは党を混乱させる目的を持って発せられているものなのか、知りようがないではありませんか。あなた方は「このホームページについて」に書いてあることをもって、党を改革することが目的であり破壊する目的は持っていないことを表明しておられますが、あなた方が正体不明である限り、嘘か誠か確かめようがありません。だから、中央がこのHPのことを知っても、時間と労力の無駄だから、ここに書かれていることについていちいち分析しないでしょう。
私にもFAX.などを無視された経験があります。そんなときは催促します。相手が自分の事を知っているからこそ催促ができるのです。あなた方が正体を明かさないうちは、中央もこのHPにある「異論」について考えはしないでしょう。つまり、あなた方が期待しておられる変化なり改革なりは進みようがありません。
また、「権力を持たない人間が、権力を持った公人や機関を批判するのに、一定の匿名性を利用するのは、必要最小限の知恵であると考えます。」とありますが、議論を党外に持ちだすから匿名にせざるをえなくなるのでしょう?党内だったら正体を隠す必要がありますか?
党の規約
第2条
党員の義務は、つぎのとおりである。
(八)党の内部問題は、党内で解決し、党外にもちだしてはならない。
第3条
党員の権利は、つぎのとおりである。
(四)中央委員会にいたるまでのどの級の指導機関にたいしても質問し、意見をのべ、回答をもとめることができる。
党機関が第3条(四)を守ってくれないと思って第2条(八)を破っている、というふうにしか見えないのですが。
「このHPで初めて共産党に触れたと思った、と考えられる青年の投稿を見ましたが、党に対する誤解・偏見が生じなければいいが、と思いながら読みました」
これは敵の出方論さんの「今日初めてみました(5.13)」です。誤解・偏見とは、このHPを見たら「共産党ってやっぱり自由がないんだ。やっぱり共産党はこわいな」と思う人が多いんじゃないかな、という心配です。つまり、あなた方(編集部)の共産党の捉え方は一面的で、しかも「党の顔」である中央を攻撃している。党外の人が読んだら、党に良い印象を持ちにくいと思うのですが。
(それともあなた方には党を攻撃するという隠された目的があるのですか。)
「党外からの攻撃の的となるようなHP」と書いたのは、「正体不明の集団が「さざ波通信」を名乗って党を攻撃しているビラをまいている」という「情報」を指して書きました。このHPそのものを攻撃するのではなく、利用して党が分裂している、間違っている、という宣伝材料にされるだろうな、という心配です。
今読み返してみると書き方があやふやで意味不明でした。すみません。
P.S.
匿名性の高いメディアにさんざんケチをつけながら編集部に返事を出すのは自分の意見と矛盾している、と取られるかも。
私は「討論」するつもりはないので「討論」と銘打った場所ではなく、一般的に投稿させてもらいます。
HPへの掲載は別に希望しませんが、スペースがあるのなら載せてもらっても結構です。