茨城県岩井市に在住しております。当地、岩井市に於きましてはいまだに選挙等がある度に福沢先生の肖像がプリントされた日本銀行発行の紙が飛び交うという、古典的にして何の理念もない因循姑息な手法が慣例化されております。さて、それはそうとして、今回投稿させていただいたのは岩井市の国民健康保険の取り扱いについてです。
岩井市では保険料を滞納すると、「国民健康保険被保険者資格証明書」と書かれた白い保険証のようなものが送られてきます。形、様式は保険証と同じ物ですが、注意事項として「診療費用の全額を支払って下さい」とわかりやすく下線を引いて説明してくれております。つまり10割負担の保険証(?)という訳ですね。
私の知り合いに病気で寝たり起きたりをくり返している人がおります。当然仕事も出来る状態ではなく収入もなく保険料も払えません。市当局に説明を求めたところ「日時を決めて(滞納の)事情の説明会を開いている。それに来なければ保険証は発行されない」との回答でした。
昔々、年貢を払わない(払えない)者に対して見せしめの制裁を加えた文化が「農村・岩井」には今だなお存在しています。10割負担であるのなら、なにも「私は保険料を払っておりません証明書」となる「国民健康保険被保険者資格証明書」を敢えて使う必要もなくむしろ、「保険証を忘れました」と言って医者にかかった方が
恥ずかしい思いをしなくてすみますよね。田舎のことなんで、病院の受付の人も知り合いだってケースもよくあります。
市当局が一方的に決めた説明会なる者の日時は仕事をしている者にとっては、大変行きづらいお役所の
営業時間内であります。「払わない者」だけではなく「払えない者」が事実上存在し困窮しきっている状況を大金を投じてポストを買った市長及び市当局は何も理解していません。一般市民と同じ生活感覚があれば、昨今の世相から鑑みても、当然「払えないケースがある」程度のことは理解できそうなものです。憲法が保証する国民が平等に得るべき当然の権利が民の困窮を理解しない(する能力のない)役人のために著しく侵害されております。
どの機関にどのような方法でこの問題を提起すれば市民全員が平等な条件で医療を受けられるように改善されるのか皆様の中でご存じの方がいらっしゃれば教えていただきたく投稿させて頂きました。
よろしくお願いいたします。